日本と米国が敗れ、ともに暫定3位タイ後退…カーリング女子1次L突破争いは混戦模様に

[ 2022年2月15日 19:11 ]

<北京五輪カーリング女子1次リーグ>英国戦でストーンを投げる藤沢(左)(ロイター)

 北京五輪カーリング女子1次リーグ第7戦の4試合が15日に行われ、日本(ロコ・ソラーレ)は英国に4―10と敗れ2連敗。4勝3敗で暫定3位タイに後退。米国もスイスに9―6と逆転負けを喫し、3敗目。4勝3敗で日本、英国、米国の3チームが並び、準決勝進出となる4位までの争いが混戦模様となってきた。

 1次リーグ第6戦を終え2位タイつけていた日本だったが、序盤で大量失点すると第6エンドで藤沢のラストショットが急失速し途中で止まってしまうアクシデントも発生。ストーンの底に氷上のゴミに引っかかったもようで複数得点のチャンスを逃し、第8エンド終了時に4―10となったところで相手の勝利を認める「コンシード」をした。

 英国は4勝3敗とし、日本と並び暫定ながら3位タイに浮上。16日に日本との対戦を控える米国は首位スイスとの“大一番”に臨み、6―4とリードした第9エンドに痛恨の4失点。終盤で逆転を許し3敗目。スイスは6勝1敗で首位をキープした。

 日本と同じ2位タイだったスウェーデンはデンマークを9―3で下し、5勝2敗の単独2位で準決勝進出へ一歩前進。地元・中国はここまで全敗のROCに5―11と大敗。2勝5敗となり準決勝進出の可能性が消滅した。

 これで準決勝に進出する上位4チームの争いは首位スイス(6勝1敗)、2位スウェーデン(5勝2敗)、3位タイに日本、英国、米国(4勝3敗)が並び、ともに1試合消化が少ない6位タイのカナダと韓国(3勝3敗)が追いかける混戦模様に。特に3位以下の争いは最終日まで激戦となりそうだ。

 ≪カーリング女子1次リーグ日程≫

 【16日午前】カナダー米国、スイス―韓国、中国―英国

 【16日午後】韓国―デンマーク、日本―米国、ROC―スウェーデン、カナダ―中国

 【17日午後】日本―スイス、ROC―英国、デンマーク―カナダ、韓国―スウェーデン

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