【バレーボール】石川真佑 カナダ戦うっぷん晴らすチーム最多17得点!兄・祐希との五輪出場へ弾み

[ 2024年6月16日 04:35 ]

バレーボールネーションズリーグ女子1次リーグ福岡大会第5日 ( 2024年6月15日    北九州市・西日本総合展示場 )

<ネーションズリーグ女子 日本・セルビア>セルビアに勝利した日本の選手たち。オリンピック出場を祝い記念撮影する(撮影・岡田 丈靖)
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 前日14日にパリ五輪出場を決めた日本はセルビアに3―0で快勝し、8勝3敗とした。フルセットの末に敗れた13日のカナダ戦で途中交代した石川真佑(24=ノバラ)がチーム最多17得点の活躍で復調をアピール。男子日本代表の兄・石川祐希(28)とともに日本のエースとして2大会連続兄妹五輪出場へ弾みをつけた。16日の1次リーグ最終戦の米国戦を経て、20日からタイで開催される決勝トーナメントに臨む。

 石川が躍動した。レフトから強烈なスパイクでチーム最初の得点を奪うなど第1セットは5得点。立て続けに強打を決めたかと思えば、ライン際に軟打を落とすなど緩急自在。第2セットは強烈なサーブでエースをもぎ取るなど5得点。第3セットはブロックアウトなどで7得点を積み上げ、チーム最多の17得点を決めた。

 パリ五輪出場権を獲得しても戦いは終わらない。1次リーグ後の世界ランクが五輪の組分けに影響するだけに一試合も無駄にはできない。「五輪は決まったけど、今日の試合も凄く大事。今日はいいプレーもあった。しっかり自信を持って次につなげたい」と気の緩みはなかった。

 逆転負けしたカナダ戦では序盤得点を量産しながら、調子を落とし途中からベンチに下がった。「自分自身のミスだったり(スパイク決定率など)数字が悪くて代えられた。やっぱり悔しさがあったのでスタートから入って悔しさを晴らそうと思っていた」。

 前日は軽めのメニューをこなしながら前向きな気持ちを取り戻した。東京五輪銅メダルの強豪を相手に両チーム最多の17得点と鬱憤(うっぷん)を晴らす躍動ぶりで、古賀と並ぶダブルエースとして復権を印象付けた。

 昨秋の五輪予選は控えに甘んじたが、その後、イタリアに渡り成長した。ブロックを利用した得点の技術を磨くなどプレーが進化した。変化はコート外にもあった。海外生活でピアスを着けるなどおしゃれにも気をつかうようになった。「周りから“外見も変わったね、明るくなったね”と言われる。それもイタリアの経験の影響かな」と笑った。心にも余裕が生まれ、大きく成長を遂げた。

 兄・祐希とともに初出場した東京五輪は1次リーグ敗退。韓国戦の勝負どころでスパイクを決めきれないなど不完全燃焼だった。

 2度目の五輪に向かう気持ちは違う。「自分たちで切符を獲って五輪があるのは(東京五輪と)違う。自分自身も東京五輪の時より成長している」。2大会連続で兄との同時出場を目指す。今回はともに日本のエースとして期待される。「兄に続いてというより、女子は女子で五輪に向けての目標がある。自分たちの目標を明確にしてやっていく」とプライドをにじませた。パリでは石川真佑の名前を世界にとどろかせる。

 ≪夫婦で大舞台へ!古賀「やったぜー」 西田はSNS反応≫古賀は試合後、五輪出場確定の感想を求められ「やったぜー」と絶叫し、観客を沸かせた。パリに向けては「精度、クオリティーの高いプレーを見せたい」と意気込んだ。夫の西田有志(24、写真)と夫婦で一緒に出場となるが、男女代表の同時出場に関する質問には「はい」と照れくさそうに答えただけ。これに西田が反応し、SNSで「ありゃ?笑 首振って断ったね 期待したのにー これで男女共にパリに向かえます より自分自身も引き締めます」と投稿した。

 ≪3―0快勝なら5位浮上も 五輪1次Lへ重要な米国戦≫1次リーグ最終戦の16日の米国戦も日本にとっては重要な試合となる。パリ五輪1次リーグは出場12チームが3組4チームずつに分かれ、各組の上位2チームと3位の中の上位2チームが決勝トーナメントに進む。第1ポットは開催国フランス、世界ランク1位、2位が入り、以降はランキング上位からポット分けされる。日本は米国戦で3―0ストレート勝ちなら5位に浮上する可能性がある。5位ならポット2で、ランキング上位国との対戦は1チームのみになる。

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