大塚健は9位 メダル圏内よりも「金」狙っての大技繰り出した3回目 有言実行のチャレンジに場内から拍手

[ 2022年2月15日 15:05 ]

北京五輪第11日・スノーボードビッグエア男子決勝 ( 2022年2月15日    首鋼ビッグエア競技場 )

ビッグエア決勝に臨んだ大塚健(AP)
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 スノーボードのビッグエア(BA)男子決勝が14日行われ、大塚健(20=バートン)は9位に終わった。

 1回目は転倒したが、2回目に「キャブトリプルコーク1800」を決め、95・00点の高得点をマーク。3回目は、メダル圏内に入るだけなら、回転数を抑えることもできたが、「フロントサイドの1800」にチャレンジ。回転数は十分に足りていたが、転倒で33・75点に終わった。この挑戦に、場内からも拍手が起こった。

 15日の予選では、3回目に「キャブトリプルコーク1800」の大技を決め、91・50点と会心の得点をマークし、合計160・00点で予選全体2位で通過。「トライするのは昨年10月の練習以来。回転も結構いい感じき来ていたので。決勝はフロントサイドも1800できたらいい」と戦略を明かしていた。その言葉通り、大舞台で自分のやりたい技を貫いた。

 ▼大塚 (3回目は難度を)抑えたりとかして、4位とかに終わったりそういうのとかは絶対に嫌だし、自分がそれで抑えて納得できない部分があった。これで攻めた結果がこうなっているが、大会に勝てなかったのは悔しいですけど、次につながればいいなと思います。

 ▽ビッグエア 高さ30~40メートル、斜度20度以上の台から約70メートルの助走を滑り降り、1回のジャンプ技で競う。技の難易度や大きさ、出来栄え、着地の安定性などで採点される。五輪は18年平昌大会から正式種目として採用された。予選は3回の試技のうち高い方から2つの合計得点が採用され、上位12人が決勝へ。決勝も3回滑り、高い方から2回の合計得点で順位が決まる。

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2022年2月15日のニュース