山口剛史氏 カーリング中国戦で曲がるアイスに現れたロコの進化 投げの精度の差で10点圧勝

[ 2022年2月15日 05:30 ]

北京冬季五輪第11日・カーリング女子1次リーグ   日本10―2中国 ( 2022年2月14日    国家水泳センター )

韓国戦試合後、笑顔を見せる藤沢五月(中央)=撮影・小海途 良幹
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 【カーリング女子斬る・山口剛史】曲がりやすくなったアイスに、日本のメンバーはすぐに対応しましたね。中国戦のスタートは良くなかったですが、すぐにチャンスをつくって終始、日本のペースでした。あまり曲がらないアイスだと、ガードストーンの裏に自分のストーンを隠すことなどが難しく、作戦の幅が非常に狭くなってしまいます。曲がるアイスだと、投げの精度の差が出やすいので、実力差がより顕著になります。中国戦は、まさにそういう展開でした。

 12日のデンマーク戦、ROC戦はいつもほどショットが決まっていませんでしたが、我慢し続けてチャンスをものにしました。銅メダルを獲得した4年前の平昌では1次リーグのショット成功率はそれほど高くなく、ここぞの場面で大きなミスをしなかったという印象でした。中国戦の後の韓国戦は敗れましたが、北京はここまで悪くない戦いをしていると思います。(平昌五輪8位、SC軽井沢ク)

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2022年2月15日のニュース