ジョコ、ワクチン接種が義務なら全仏とウィンブルドン欠場も辞さず BBCインタビュー

[ 2022年2月15日 17:39 ]

“反ワクチン”の姿勢を貫くジョコビッチ(AP)
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 男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(34)が15日、英BBCの独占インタビューに応じ、新型コロナウイルスワクチンの接種が必要ならば全仏オープン(5月22日からパリ)とウィンブルドン選手権(6月27日からロンドン)を欠場するつもりだと明かした。

 ジョコビッチはワクチンを接種していないと明かし、接種自体に反対しているわけではなく、自分の体に入れる物質を選ぶ自由があると主張。摂取する全てのものに注意しているとし、「可能な限り体と調和させようと努めている。自分が得た情報に基づいてワクチンを接種しないことを決めた」と説明した。現時点ではワクチン接種が義務づけられる全仏オープンやウィンブルドン選手権を欠場するのかと問われると、「喜んで対価を支払う」と欠場も辞さない覚悟を口にし、「自分の体に関する意思決定の原則は、どんなタイトルよりも重要だ」と言い切った。

 ジョコビッチは昨年の全仏オープンとウィンブルドン選手権を制し、4大大会通算20勝を達成。しかし、今年1月の全豪オープンはワクチン接種拒否を巡ってオーストラリアから国外追放となり欠場。同大会ではラファエル・ナダル(スペイン)が優勝し、ジョコビッチとロジャー・フェデラー(スイス)らを抜いて4大大会男子単独最多となる通算21勝目を挙げていた。

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2022年2月15日のニュース