樋口新葉は73・51点 五輪史上5人目のトリプルアクセル成功

[ 2022年2月15日 22:11 ]

北京五輪第12日・フィギュアスケート女子SP ( 2022年2月15日    首都体育館 )

<北京五輪 フィギュア>女子SP、演技をする樋口新葉(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)が行われ、18年世界選手権準優勝の樋口新葉(明大)は73・51点だった。銅メダル獲得に貢献した団体戦SPに続き、2度目の夢舞台での「ユア・ソング」。冒頭にトリプルアクセル(3回転半)を組み込む構成で挑み、成功させた。

 北京入り後は大技が決まらず、6日の団体戦では大技を回避。それでも、安定感を重視した構成で74・73点の2位だった。「個人戦にも良い流れをつくれた。落ち着いて3回転アクセルや、ほかのジャンプも大きなミスなくできるように臨みたい」と手応えを得て、この日の演技に準備を進めていた。午後5時20分から本番リンクで行った最終調整では、冒頭のトリプルアクセルはきれいに着氷し、その後のルッツ―トリップの連続3回転、3回転のフリップも着氷してノーミスで終えていた。直前の6分間練習でもきれいに決めていた。

 樋口は昨年11月のオーストリア杯でトリプルアクセルを投入したSPで79・73点をマーク。今季日本勢最高、同世界3位の好記録を保持していた。

 五輪でトリプルアクセルを決めたのは、女子では伊藤みどり、浅田真央、長洲未来(米国)、そして今大会の団体戦で成功させたワリエワ(ROC)に次ぐ史上5人目となった。

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