ワリエワ登場で会場から拍手と歓声 前大会金銀のザギトワ、メドベージェワも応援

[ 2022年2月15日 23:14 ]

北京五輪第12日・フィギュアスケート女子SP ( 2022年2月15日    首都体育館 )

<北京五輪 フィギュア>女子SP、演技を終えたワリエワ(右から2人目)(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート女子でドーピング問題に揺れながら出場が認められたカミラ・ワリエワ(15=ROC、ロシア・オリンピック委員会)が、82.16点をマーク、演技が終わるとこみ上げるものを抑え切れなかった。

 6分間練習で出場選手として「カミラ・ワリエワ」の名前がコールされると、会場内は温かい拍手に包まれ、ロシアチームの関係者らからは歓声が沸き起こった。最終調整では2度転倒したトリプルアクセル(3回転半)の着氷は乱れたものの、3回転フリップ、3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプはきれいに着氷した。

 ワリエワのジャンプと共に、会場から拍手が沸き起こり。今大会レポーターとして北京入りしている同門の先輩で前回平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ、銀メダルのエフゲニア・メドベージェワも拍手で応援していた。

 五輪開幕後に昨年12月のドーピング違反が判明したが、前日14日に個人戦出場が認められた。スポーツ仲裁裁判所(CAS)が暫定資格停止処分の解除を不服とする国際オリンピック委員会(IOC)などからの提訴を却下した。要保護者である16歳未満など「例外的な状況」が考慮された。だが、裁定は五輪出場の可否のみで、昨年12月のドーピング違反を否定したわけではなく、3位以内に入った場合には、大会中のメダル授与式は行わないとも発表されている。

続きを表示

この記事のフォト

2022年2月15日のニュース