祖父の与えた「製品」の中に禁止薬物? ワリエワのドーピング違反に弁護士が新たな見解を示す

[ 2022年2月15日 15:12 ]

北京冬季五輪 ( 2022年2月15日 )

<北京五輪 フィギュア練習>練習するワリエワ(撮影・小海途 良幹)
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 昨年12月のドーピング違反が判明したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)について、同選手の弁護士を務めるデニス・オズワルド氏は15日、「彼女の祖父が与えた製品(サプリメントか食品か薬かは不明)が“汚染”されていた」と主張。興奮作用のある禁止薬物(トリメタジジン)が、祖父の与えたその「製品」の中に含まれていたために検査で陽性反応を示したという見解を示した。

 AP通信が報じているもので、同氏はスポーツ専門の弁護士。2014年のソチ五輪ではロシアの“ドーピング・スキャンダル”を調査している。ワリエワを巡ってはスポーツ仲裁裁判所(CAS)が、暫定資格停止処分の解除を不服とする国際オリンピック委員会(IOC)などからの提訴を却下。16歳未満など「例外的な状況」が考慮された金メダル最有力候補は、15日の女子ショート・プログラムに26番滑走で出場することになっている。

 ただし3位以内に入っても表彰式は行わず、調査は継続して行われる予定。将来的に失格となって下位の選手の順位が繰り上がる可能性が残されている。 

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