日大・中野監督「伸ばせるところある」大学日本一へさらに進化を ラグビー関東大学リーグ戦

[ 2021年11月28日 14:21 ]

ラグビー関東大学リーグ戦1部   日大71―12法大 ( 2021年11月28日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<法大・日大>前半、群がるディフェンスを蹴散らして進む日大・山内(撮影・篠原 岳夫)
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 優勝の可能性を残す日大が71―12で法大に圧勝した。日大は6勝1分け、勝ち点32でリーグ全日程を終了。午後2時開始の東海大―流通経大戦で、東海大がボーナスポイントなしの勝ち以下で終わった場合、85年度以来の優勝が決まる。

 引き分けに終わった東海大戦から1週間。疲労が抜けきれない中でも計11トライで圧倒した試合を終えた中野克己監督は「選手が疲労がたまっている状態。リーグ戦(の優勝)云々ではなく、とにかくパフォーマンスを出そうと。しっかり戦い誇りに思う」とフランカー飯田主将(4年)ら選手たちを称えた。

 前半5分でFBトゥポウ(3年)が先制トライ。その後は強みのフィジカルで法大を圧倒し、劣勢となった相手のペナルティーでチャンスを広げながらトライを重ねた。26―5で折り返した後半には、開始から10分間でWTB水間(3年)、CTB広瀬(3年)で計3トライを積み上げ勝負あり。プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた広瀬は「自分的にもいいパフォーマンスができたので良かった」と相好を崩した。

 36年ぶりの優勝は東海大の結果次第だが、全国大学選手権での戦いは続く。中野監督は「まだ一つ、二つ、伸ばせるところがある。選手権でも目標の優勝へ頑張りたい」と抱負。目指す全国の頂点へ、これからも一つ一つ階段を上っていく。

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