稲見萌寧「もっともっと最強なゴルファーに」史上2番目に若い賞金女王 五輪銀&21年8勝「100点」

[ 2021年11月28日 21:25 ]

女子ゴルフ ツアー選手権リコー杯最終日 ( 2021年11月28日    宮崎県 宮崎CC=6543ヤード、パー72 )

<JLPGAツアー選手権リコー杯・最終日>賞金女王が決定し笑顔を見せる稲見萌寧(撮影・西尾 大助)
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 15位で出た賞金ランキング1位の稲見萌寧(22=都築電気)は73で回り、通算イーブンパーの11位で終えて、初の賞金女王に輝いた。

 コロナ禍により昨年と統合された今シーズン、稲見は9勝を挙げ、史上最高の賞金2億5519万2049円を稼いだ。

 史上2番目に若い新女王は「賞金女王を獲れたのはうれしいけど、一番はやりきった感。試合数が多かったので達成感、疲労感が大きい」と息をついた。

 最終日は苦しいラウンドになった。バーディー発進しながら3、4番で連続3パット。2ホールでスコアを3つ落とした。

 単独2位で出た古江がそのままの順位なら単独13位以内が女王になる条件になる。後半は順位を確認しながら回った。13番のボギーで17位に後退したが、17番で取り返し圏内の12位に浮上。ランク1位となる25回目のトップ10入りで締めくくった。

 21年は国内ツアーで8勝を挙げ、東京五輪で銀メダルを獲得した。稲見は「五輪でメダルを獲れて、メジャー優勝できて、複数優勝もできて、賞金女王も獲れたので100点だと思う」と満足感に浸りながら「もっともっと最強なプロゴルファーを目指したい」と貪欲に語った。

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