友野 フリー乱れ3位、2・14点差 GP初制覇逃す「これが実力」

[ 2021年11月28日 05:30 ]

男子フリー、友野一希の演技(AP)
Photo By AP

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦ロシア杯最終日は27日、ロシア・ソチで行われ、男子で前日のショートプログラム(SP)首位の友野一希(23=セントラルスポーツ)はフリーで168.38点の5位にとどまったが、合計264.19点で3位に入った。男子は全6戦を終え、日本勢は鍵山優真(18=オリエンタルバイオ・星槎)と宇野昌磨(23=トヨタ自動車)がシリーズ上位6人で争われるGPファイナル(12月9~11日、大阪)に進出。

 ジャンプに苦しんだ最終滑走のフリーを終え、友野は「これが僕の実力」と苦笑いした。冒頭の4回転トーループ―3回転トーループの連続ジャンプを決めながら、続く4回転サルコーでバランスを崩し、後半のトリプルアクセル(3回転半)では転倒。わずか2.14点差で悲願のGP初制覇に届かなかったものの、GPシリーズでは3季ぶりの表彰台に上がり「次のレベルに踏み出せたのかなと。この悔しさをバネに次の全日本(選手権)は頑張りたい」と前を向いた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月28日のニュース