阿炎 逆転Vならず…照ノ富士を土俵際追い詰めるも及ばず「そこが自分の弱さ」

[ 2021年11月28日 05:30 ]

大相撲九州場所14日目 ( 2021年11月27日    福岡国際センター )

照ノ富士(左)を攻める阿炎。押し倒しで敗れた
Photo By 共同

 抜てきされた大一番で阿炎は自分の相撲を貫いた。土俵際へ照ノ富士を追い詰めながら及ばず「そこが自分の弱さなんだろうなっていうのを気付かせてもらった」と潔く負けを受け入れた。

 もろ手で当たり、長い腕を伸ばし、どんどん突いた。ひたすら攻める姿勢は13日目に大関・貴景勝を破った内容と重なる。しかし押し切れなかった。昨年7月場所中に新型コロナウイルス対策のガイドライン違反が発覚し、3場所出場停止処分で幕下まで転落。妻子と離れて暮らし、普段の生活や相撲への向き合い方を改め、7場所ぶりの幕内で好結果につなげた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「若い頃の失敗や間違いは誰にでもある。反省して頑張っているわけだから、応援してあげたい」と背中を押した。

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2021年11月28日のニュース