【全日本実業団対抗女子駅伝】積水化学が悲願の初優勝!新谷仁美「私に花を持たせてくれるはずが」

[ 2021年11月28日 14:39 ]

全日本実業団対抗女子駅伝 ( 2021年11月28日    宮城県松島町文化観光交流館前―弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42・195キロ )

積水化学・新谷仁美
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 全日本実業団対抗女子駅伝(スポニチ後援)は28日、宮城県松島町文化観光交流館前―弘進ゴムアスリートパーク仙台の6区間、42・195キロで行われ、積水化学が2時間13分03秒の大会新で初優勝を飾った。創部25年目、13年連続23回目の出場でついに女王の座に就いた。2位に資生堂、3位にはデンソーが入った。

 悲願の初優勝に、野口監督は「優勝の実感はないです。3区あたりで、いい位置での走りだったので、予定よりもかなりいいレースができた。本当に走った選手とサポートに回った選手、スタッフに感謝です」と言い、トップでタスキを受け、区間2位だった5区のエースの新谷仁美(33)は「区間2番なんですが、予定と非常に違ってたので…予定では私に花を持たせてくれるっていう区間配置にしてくれたはずなんですけど、なんか全然予定と違ったんで区間2番になりました。なので、4区までの選手のせいで私は区間2番になっちゃいました」とチームメートらを笑わせ、「でもすごくうれしいです。念願の駅伝の優勝。駅伝で優勝に勝るものはないので、それをつかむことができ、そしてこのメンバーで積水化学の強さを全国に見せつけられたのがうれしいです」と声を弾ませた。

 1区(7・6キロ)の森智香子(29)がトップと17秒差の9位発進。2区(3・3キロ)の東京五輪1500メートル代表の卜部蘭(26)が区間新の走りで区間賞を獲得して5位に上がり、3区(10・9キロ)の全日本実業団対抗選手権1万メートル2位の佐藤早也伽(27)が4人抜きの力走でトップに立った。

 4区(3・6キロ)の弟子丸小春(20)はトップをキープし、5区(10・0キロ)の東京五輪1万メートル代表のエース・新谷が区間新の走りを見せて、最終6区(6・795キロ)の木村梨七(19)が逃げ切って初優勝のゴールテープを切った。

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