稲見萌寧が涙の賞金女王!古江彩佳845万円届かず… 三ケ島かなツアー初Vメジャーで飾る 女子最終戦

[ 2021年11月28日 14:43 ]

女子ゴルフ ツアー選手権リコー杯最終日 ( 2021年11月28日    宮崎県 宮崎CC=6543ヤード、パー72 )

<JLPGAツアー選手権リコー杯・最終日>賞金女王争いが決着し笑顔を見せる賞金女王の稲見萌寧(左)と古江彩佳(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 女子ゴルフ今季最終戦最終ラウンドが行われ、注目の賞金女王争いは、2位から出た賞金ランキング2位の古江彩佳(21=富士通)が伸ばせず、賞金ランキング1位の稲見萌寧(22=都築電気)が逃げ切り、異例の長いシーズンで初の賞金女王に輝いた。3打差の首位から出た三ケ島かな(25=ランテック)が通算11アンダーで単独2位の小祝さくら(23=ニトリ)に4打差をつけ、うれしいツアー初優勝をメジャーで飾った。

 単独2位が絶対条件だった古江は前半からチャンスにパットを決めきれない展開が続き、単独2位で迎えた14番で1メートル足らずの短いパーパットを外し、痛恨のボギーで後退した。16番でもボギーを叩き伸ばすことができず、通算6アンダーの3位タイで賞金女王には一歩届かなかった。

 15位で出た賞金ランキング1位の稲見萌寧(22=都築電気)はイーブンで9位タイでフィニッシュ。この日のプレーを終え「最後まで耐えられて良かった。(賞金女王争いについては)気が気がじゃないです」と語っていたが、最終組が18番のプレーを終え賞金女王が確定すると、見守っていた稲見は東京五輪で銀メダルを獲得して以来、久々にバッグを担いでくれた奥嶋誠昭コーチと涙を流した。古江との賞金の差は約845万円だった。

 2週連続優勝と大会連覇を狙った原英莉花(22=日本通運)は通算2オーバーの15位だった。

<2人の最終賞金額>
(1)稲見=2億5519万2049円
(2)古江=2億4674万3575円
差=844万8474円

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月28日のニュース