パワハラ告発の女子空手五輪代表・植草が「竹刀顔面突き」の詳細告白 師範の生々しい言葉も明かす

[ 2021年3月28日 21:30 ]

植草歩
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 空手の東京五輪組手女子61キロ超級代表の植草歩(28=JAL)が28日、自身のブログを更新。全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫選手強化委員長からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題について、詳細につづった。全空連は31日に倫理委員会を開き、両者から事情を聴く予定。

 「ご報告」と題し「私が経験してきた事実、そして、これまでに私が考えてきたことについて、きちんとお伝えをします」として告白した内容には「竹刀で顔面を突かれ負傷」したことについて、詳細につづられた。

 昨年12月20日ごろから、帝京大での2時間の練習の最後の15分は師範による竹刀を用いた稽古が行われるようになったという。この稽古は、師範が、選手に対して竹刀を突きや蹴りに見立て、振り回したり、突いたりする一方で、選手はこれをかわしながら、蹴りや突きで反撃させるという練習。選手は防具をつけることを許されておらず、「稽古が始まって間もない頃、練習に参加した選手の2名が、師範から、竹刀で顔面を突かれ、眼の周りを負傷したことがありました」とした。

 植草は、15年11月に左眼内壁骨折をし、同12月に手術を受け、左眼付近には現在でもプレートが入っているという。医師からは「次に左眼を負傷した際には、失明するおそれがあるとも宣告されていました」という中で「1月27日、師範の竹刀が私の目に当たってしまいました。師範が、私の顔面をめがけて竹刀の先端で突き、これが私の左目、そしてまさにプレートが入っていた箇所を直撃したのです」と告白。「竹刀が直撃した時、私は、あまりの激痛に、その場で眼を押さえて動けなくなりました。その様な状態の私に、師範は『もういい。』と言って、稽古は終わりましたが、その際に師範から、『きちんと受けないとあかんのや。』と言われました。師範は私の怪我や治療手当てのケアの言葉はありませんでした」と続けた。

 精密検査の結果は「左眼球打撲傷」と診断されたが、その後も竹刀稽古は続いたという。ナショナルチームのコーチに相談、そのコーチから改善策も同師範に示されたが「師範は、『わしはコントロールできるから大丈夫や。』『これくらいで折れるわけがない。』、『植草は、その恐怖心があるから強くなれないんや。』等と言って、怪我の防止策すら考慮する事無く、竹刀での練習は続きました」とつづった。竹刀稽古はその後も続いたという。

 植草は「皆様が、知ることとなった今は、ここで私が、様々な恐怖の為、声を上げることを我慢してしまえば、これまで、解決の為にお力添え下さいましたコーチや先生方、支えてくれた仲間にも申し訳なく、また、このままの状態が続くことは、オリンピック選手としても、望ましいことではないと思い、微力な私ですが、精一杯の勇気を出して、真実をお伝えすることに致しました」と締めた。

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