優勝の照ノ富士「頑張ってきた結果が表れる日が来ると思って信じてやってきた」

[ 2021年3月28日 18:42 ]

大相撲春場所千秋楽 ( 2021年3月28日    両国国技館 )

<春場所千秋楽>八角理事長(右)に賜杯を手渡される照ノ富士(撮影・久冨木 修)
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 一度は序二段まで落ち、引退を考えた元大関がはい上がっての春場所優勝。関脇・照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は、優勝インタビューで「辞めなくて良かったですね」と尋ねられると、一瞬唇をかみ「良かった」と感慨深げに話した。大関復帰だけでなく、殊勲賞に優勝。最高の春場所となった。

 12勝3敗で終えた15日間。当初優勝は意識していなかったというが、途中まで首位を走っていた小結・高安と勝ち星が並んだ13日目に「もう1回(優勝)できるんじゃないかと思った」。場所後の臨時理事会の招集が決まり、大関昇進は確実。「一日一日必死に前向きで頑張ってきた結果が表れる日が来ると思って信じてやってきた。みなさんの応援のおかげで元の位置に戻ることができた。お相撲さんは土俵の上で一生懸命戦っている姿を見せるのが恩返し」と、来場所以降のさらなる活躍を誓った。

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2021年3月28日のニュース