岡崎真氏 紀平は“時差ぼけ”影響 今回の教訓を五輪で生かして

[ 2021年3月28日 05:30 ]

フィギュアスケート世界選手権第3日 ( 2021年3月26日    スウェーデン・ストックホルム )

演技を終え悔しそうな表情の紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 【岡崎真の目】演技後に紀平本人が語っていた通り、一種の“時差ぼけ”の影響があったのだろう。6分間の直前練習でも神経質な感じが見て取れ、最大の武器であるトリプルアクセルは1本もきちんと締めることができなかったようだ。

 不安を抱えたまま挑んだ最初のトリプルアクセルは、彼女にしては前に跳び過ぎ、いつもの高さが出せないまま途中で開いてダブルで降りてきてしまった。1本目が締まらなかったために、強引に跳ぼうとした2本目もタイミングが全くかみ合わなかった。空中の軸が緩くて締まりがなく、回転速度も遅くなって半回転以上足りない状態で転倒してしまった。持ち味のシャープで軸の細いジャンプとは程遠い出来で、その後もいくつかミスを重ねて不本意な結果となった。

 他の選手も決していい演技ばかりではなく、紀平本来の演技ができれば十分逆転優勝の可能性もあっただけに残念だった。来年の五輪では今回の教訓を生かし、ベストの状態で本番を迎えられることを期待したい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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