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鍵山優真、歓喜の銀メダル「実力は全部出せたかな」 17歳衝撃の「世界」デビュー

[ 2021年3月28日 05:30 ]

フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2021年3月27日    スウェーデン・ストックホルム )

2位となった鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 フリーの点数を見た瞬間、鍵山優真(17=星槎国際高横浜)はキスアンドクライで跳び上がって喜んだ。3つの4回転ジャンプを全て成功させて190.81点。合計は自己ベストを20点以上も更新する291.77点。初出場で2位という結果に「ビックリして動揺を隠せないです」としつつも「ここに来たからには表彰台を狙ってきた。自分の出せる実力は全部出せたのかなと思います」と笑みを浮かべた。

 今季からシニアに本格参戦。中学までは年代別の主要タイトルとは無縁だったが、18年6月の出来事が転機となった。中京大で行われた国際大会派遣選考会が終わり、五輪に2度出場した父・正和コーチが急に倒れた。脳出血だった。救急車で運ばれて入院することになり、当時を「(動転して)訳の分からない状態になったのであまり覚えていない」と打ち明ける。独りぼっちの練習ではジャンプを跳ぶタイミングや滑りのスピードなど、父に教えてもらったことを思い出し、自ら考えて滑った。受け身だった自分の殻を打ち破り、変わった。

 今大会は、その父が初めて同行した国際舞台。「日本に帰ったら、休みたいけど練習がしたい。来シーズンは4回転をもう1、2種類は増やしたいと思います」。12年大会で3位に入った羽生と同じ17歳で、表彰台に立った日本の新星が、北京五輪へと名乗りを上げた。

 ◆鍵山 優真(かぎやま・ゆうま)2003年(平15)5月5日生まれ、横浜市出身の17歳。92年アルベールビル、94年リレハンメル両五輪男子シングル代表の父・正和さん(49)の影響で、5歳から本格的に競技を始める。19年全日本ジュニア選手権優勝、19、20年のシニア全日本選手権は3位。20年にはジュニアながら出場した四大陸選手権で3位に入った。星槎国際高横浜在学中。特技は縄跳び。趣味はゲーム、音楽鑑賞。1メートル60。

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