大震災10年・・・羽生結弦、思い込めて「花は咲く」 世界選手権エキシビジョン

[ 2021年3月28日 23:45 ]

<世界フィギュア・エキシビション>演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)の男子で銅メダルを獲得した羽生結弦(ANA)が28日、エキシビジョンに出演した。

 東日本大震災から10年が経過して迎えた大舞台。宮城県仙台市出身で自身も被災した羽生がエキシビジョンに選んだのは、復興支援ソング「花は咲く」だった。思いを込めて演じ、トリプルアクセルなどに成功。一輪の花を優しく抱いて、フィニッシュした。

 羽生は今大会開幕前、SP、フリー、エキシビジョンについて「3つのプログラムから何か僕なりの、この世の中に対してメッセージあるものにできたら」とコメント。「(震災から)10年だからこそ、とかではなく」と前置きした上で、「この時期のこの子たちを通して、何かのメッセージだったり、何かの心の動くきっかけになっていればいいなと思います」と意欲を語っていた。

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