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羽生、銅メダル「らしくないジャンプ続いた」 4回転半完成へ決意「組み込めるように」

[ 2021年3月28日 05:30 ]

フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2021年3月27日    スウェーデン・ストックホルム )

男子フリーで演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 男子フリーが行われ、14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(26=ANA)はジャンプでミスが相次ぎ、182.20点にとどまり、合計289.18点で3位だった。ネーサン・チェン(21=米国)が完璧な演技で3連覇を達成。平昌五輪後、チェンに3連敗となった羽生の雪辱の舞台は、来年の北京冬季五輪となる。

 羽生は天を仰ぎ、苦笑いを浮かべた。SP首位で迎えたフリー。戦国時代の軍神・上杉謙信を題材とした「天と地と」を国際舞台で初披露したが、冒頭の4回転ループで着氷が乱れる。続く4回転サルコーでもバランスを崩し、後半には4回転トーループから連続技2本を決める意地を見せたが、終盤の3回転半も乱れた。

 フリー4位で銅メダル。「凄い疲れました。自分のバランスが1個ずつ崩れていっていた。なるべく転倒がないようにと。自分らしくないジャンプが続いたので大変だった」と静かに振り返った。

 覇権奪回へ強化を進めてきた。今大会の出発直前まで前人未到の4回転半を猛練習。「体を酷使してきた」と体重も3キロ増え、アクセル以外のジャンプの力強さと安定感も増した。この日の公式練習でも全てのジャンプを決めるなど調整は順調だった。だが、本番では成果を発揮できなかった。「感覚は悪くなかった。練習でもこのパターンはなかった」と百戦錬磨のスケーターは首をかしげた。

 連覇を果たした平昌五輪以来、ライバルのチェンには未勝利で、通算4勝5敗。今大会最大のミッション、北京五輪3枠確保に貢献し、今季のヤマ場は終わった。「次の試合がどうなるか分からない。ただ、時間があるのであれば4回転半を早く練習して、まずは着氷させて、完成度を上げて組み込めるようにしたいのが今の目標」。そして、言った。「ベストを尽くして、オリンピックが来ることを心待ちにしたい」。逆襲の舞台は、五輪シーズンとなる来季へと移る。

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