遠藤不覚まさかの15位「悔しいし、情けない」

[ 2014年2月12日 05:30 ]

男子モーグル決勝2回目に進めず、肩を落とす遠藤尚

ソチ五輪男子モーグル

(2月10日)
 メダル候補がまさかの早期敗退に終わった。W杯ランク4位の遠藤尚(23=忍建設)は、10日に行われた予選1回目を4位で順当に決勝に進出した。しかし、決勝1回目の第2エアでミスが出て21・73点の15位。上位12人による2回目にも進めず、前回バンクーバー五輪での7位の成績も上回れなかった。西伸幸(28=白馬ク)も14位で決勝1回目で敗退した。

 祈る気持ちで遠藤は電光掲示板を眺めた。「もしかしたら…」。しかし、映し出された得点は非情だった。強豪3選手を残した状態で12位。上位12人による決勝2回目の希望は絶たれた。

 「悔しいし、情けない」。全てが順調に進んでいたはずだった。予選23・38点の高得点に手応えもつかんでいた。ところが、決勝1回目の第2エアの直前、コブにスキーが引っかかり「少し体重が左に寄ったまま飛び出してしまった」。バランスを崩したまま仕掛けた「コーク10(軸をずらしながらの3回転)」は着地が左にそれてラインの隣に着地。大きな減点となった。

 福島県猪苗代町出身で、現在は仙台に拠点を置く。初出場のバンクーバー五輪で、日本人モーグル男子歴代最高の7位に入った。そこから「金メダルを獲るため」の4年間で東日本大震災も経験。復興に向かう地元の姿を見る中で「(ソチ五輪は)日本、東北が元気だと見せるチャンス」という意識も芽生えた。だが、思いは果たせなかった。まだ23歳。「4年後にこの借りを返したい。次は表彰台に立っていたい」。平昌(ピョンチャン)でのメダル獲りに向けて、この悔しさを胸に刻んだ。

続きを表示

「渋野日向子」特集記事

「ラグビーワールドカップ2019日本大会」特集記事

2014年2月12日のニュース