平岡は銅!1回目出遅れも18歳高校生ライダー華麗に決めた

[ 2014年2月12日 05:33 ]

銅メダルを獲得した平岡

ソチ五輪スノーボード男子HP

(2月11日)
 年下のライバルと表彰台に並んで立った。平野には及ばなかったが、堂々の銅メダル。高校生ライダー・平岡は誇らしげに胸のメダルを掲げた。

 決勝の1回目は、逆足で踏み切るキャブダブルコーク1080(軸をずらしながら3回転)の着地に失敗し45・50で9位と出遅れた。しかし、2回目はキャブダブルコーク1080―ダブルコーク1080のコンビネーションを華麗に決めた。92・25の高得点で2位に浮上。続く平野に銀メダルを譲ったが、やり切った表情を見せた。

 思い浮かぶのはスキー・モーグル選手だった父・賢治さんと二人三脚で歩んできた日々。父の影響で6歳でスノーボードを始めた。雪に恵まれない奈良県在住のため、小学生の頃は体操教室に通い、自宅では父が庭に設置したトランポリンで空中感覚を養った。オフシーズンの週末は父の運転で愛媛県の屋内ゲレンデへ出向いて朝から晩まで滑り込んだ。

 小学校の卒業文集に「五輪に出て金メダルを獲る」と記し、夢は目標に変わった。中学3年から雪を求めて海外に行き、スケートボードも利用した。それでも足りない分は創意工夫で補った。段ボールを芯にして粘着テープで人形を作製。“イメトレ君”と名付けた人形でエア(空中技)を繰り返した。ボロボロになる人形は補修を重ね、今では3代目となった。

 その努力が実を結んだのが昨年2月のW杯初優勝。今回と同じ会場で行われたソチ大会だった。そして1年後。「イメージはできている」と好印象を持つ会場で、予選では平野と同じ92・25点をマーク。決勝でも多彩な技を繰り出し、気持ち良く夜空を舞った。

 まだ18歳だが、競技普及への熱い思いを秘める。「もっとメジャーなスポーツにしたい」。世間の注目を集める五輪で、平野とともにその存在と競技の魅力を大きくアピールした。日本スノーボード界の未来は、明るく輝いている。

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