カーママ初白星 韓国に黒星発進もデンマーク食った

[ 2014年2月12日 05:33 ]

<日本・デンマーク>ショットを放つ小笠原(中央)。左は苫米地、右は吉田

ソチ五輪カーリング女子 日本8―3デンマーク

(2月11日)
 帰ってきたカーママが8年ぶりの五輪1勝だ。世界ランク9位の日本(北海道銀行)は11日の女子1次リーグ第2戦で同6位のデンマークを8―3で破り、大会初勝利を挙げた。セカンドの小野寺佳歩(22)がインフルエンザで欠場するアクシデントに見舞われ、初戦で同10位の韓国に7―12で敗れたが、02年ソルトレークシティー、06年トリノに続き3度目の五輪出場となったスキップの小笠原歩(35)を中心に攻めのカーリングで暗雲を吹き飛ばした。

 デンマークの選手たちが歩み寄って握手を求めると4人の表情が緩んだ。6―3で迎えた第8エンド。後攻の日本はハウス中央にストーンを集め優位に進めた。最後は小笠原がラストストーンで相手ストーンをテークアウトし、2点を奪取。長野五輪銀メダルの強豪をギブアップに追い込んだ。2戦目で手にした初勝利。小笠原、船山にとってトリノ五輪以来の1勝。その喜びをかみしめた。

 序盤から主導権を握った。後攻の第1エンドは1点にとどまったが第2エンドから相手のミスに乗じ3連続スチール(先攻で得点すること)。第6エンドはスチールされる危機だったが、小笠原が狭い隙間を通す好ショットで1点を確保。強気な作戦で反撃を封じた。

 大舞台を前にアクシデントが襲った。体調不良で10日の練習を回避したセカンドの小野寺がインフルエンザに感染していることが判明。中学時代に小野寺と同級生の吉田が代役として公式戦で初めてセカンドを務めた。不安を抱え臨んだ韓国戦はミスが目立った。

 吉田は第4エンドの第1投が相手ストーンに当たらずに通過。スキップの小笠原も第6エンドのラストショットがハウスの手前で止まった。韓国に3点を献上するミスに「あれは私のミス。大きなスコアになるのは仕方がない」とうなだれた。そして3点を追う最終第10エンド。小笠原は最後の一投で相手ストーンをダブルテークアウトし、自らのストーンを残す高難度のショットを狙ったが、狙い通りに決まらず5点差で敗戦。「最後の最後でみんなを救えなかった。自爆というか、緊張なのか、みんなショットが安定していない」と悔しさをにじませた。

 韓国は唯一日本より世界ランクが下だっただけに落胆は大きかったが、そこから立て直した。小笠原は「私がみんなの背中を、いい意味で押してあげたい」と五輪初出場の2人を気遣ったが、韓国戦では顔がこわばっていた吉田はデンマーク戦前に笑顔を見せ、苫米地は精度の高いショットで貢献した。苦難を乗り越え結束は固まった。日本の進撃がここから始まる。

続きを表示

「渋野日向子」特集記事

「ラグビーワールドカップ2019日本大会」特集記事

2014年2月12日のニュース