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“クリオネ”フライで45センチの美しいレインボートラウト

[ 2025年7月3日 05:30 ]

レインボートラウト45センチを釣り上げた村野さん
Photo By スポニチ

 群馬県片品村の「奥日光ファミリーランド白根魚苑」は美しい山々に囲まれた、釣り堀を中心とするレジャー施設。大自然の中、初心者から楽しめる穴場のルアー・フライ専用池を紹介しよう。 (バリバスフィールドスタッフ・吉田 俊彦)

 「白根魚苑」は日本有数の歴史ある養魚場。豊富な湧き水でニジマス、ヤマメ、イワナなどの美しいゲームフィッシュを生み出している。食事どころや目方釣りの釣り堀など、日本庭園を思わせる景色の中にルアー・フライエリアが誕生したのが2年前。場長の井上勝さんは「初心者でも絶対に釣れる釣り場を目指している」と豪語する。

 筆者は、今年で12年目となる「かたしな高原VARIVASフライフィッシングキャンプ」の講師として片品村を訪れた。今回のスクールはステップアップコースで、生徒4人全員がフライ経験者。午前には、かたしな高原スキー場の芝生でキャスティングを再確認。午後の実釣は白根魚苑のルアー・フライエリアで実施した。

 周囲に植栽があり美しいポンドである。ドライフライで釣り始めると4人とも25センチ前後のアベレージサイズが入れ食い状態になった。「絶対に釣れる」という井上場長の言葉に偽りはない。しかし大型魚を狙ってみると、早合わせになりタイミングが合わない。魚はフライをえり好みするようになってきた。

 そんな中で「吉田先生のパールエンジェルというフライを使ってみたいです」と生徒がお願いに来た。埼玉県から参加の村野裕子さんだ。他の生徒がそのフライは本当に素晴らしいと話すのを聞いて、自分も試してみたくなったという。

 早速彼女は筆者のフライを岩陰にキャスト。静かに底に沈めたまま待っていると、フライには無反応だったマスがゆっくり回遊してきて迷うことなくパクッ!と口に吸い込んだ。「ゆっくり合わせるんだよ」というアドバイスが効いて、どんぴしゃのタイミングで合わせが決まった。ヒットした魚は思った以上の力で彼女のロッドを満月に曲げる。その力強いファイトに負けずに見事釣り上げたのは45センチの美しいレインボートラウト。村野さんは満面の笑み。

 実はこのパールエンジェルというフライのモデルはオホーツク海のクリオネだ。サケやアメマス釣り用に開発したものが、大物トラウトやコイにも有効であることが分かってきた。フライはVARIVASリーダーFHTスティルウォーター4Xに直結した。

 魚を地面に置く際は、傷つけないようにラバーネットは必携。記念撮影でやむなく魚を触る前には、よく手を水に浸し冷やすことを忘れないようにしよう。

 ○…苑内にある金精神社の天井画、「降り龍」は堅山南風の作。日光東照宮内、薬師堂の「鳴き龍」などを描いた人物である。その迫力ある絵が現在公開中。一見の価値があるだろう。

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