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東京と埼玉の境で野ゴイ57センチ 野性味あふれるバトルの穴場 柳瀬川

[ 2025年4月9日 04:30 ]

流心の野ゴイはヒレピンだ!
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】東京都と埼玉県の境を流れる柳瀬川は、何が釣れるか分からない野性味に満ちた釣りの穴場だ。JR東所沢駅から約10分、関越自動車道所沢ICから約5分というアクセスの良さも魅力。いったいどんな魚に出合えるのか…。(バリバスフィールドスタッフ・吉田 俊彦)

 柳瀬川は狭山湖(埼玉県所沢市)から、新河岸川までの約20キロを流れる荒川水系の小河川。知人から「柳瀬川はアユだけじゃなくてマルタも遡上(そじょう)しているよ」と言われて興味を持った。柳瀬川の魅力は魚止め堰(せき)がなく、海とつながっていることなのだ。筆者は初めてインターネット「つりチケ」を使って遊漁券を購入し、関越道所沢IC付近に、フライフィッシングで釣行した。

 桜が咲いてから天気が安定しない関東地方。釣行日はあいにくの雨と風の天気。昨夜、自宅でプリントアウトした遊漁承認証をベストに入れていざ出発したが、川は増水で茶色く濁っていた。まずは、JR武蔵野線の鉄橋付近から釣りを開始し左岸を釣り下る。赤や黒そしてオレンジと各色のマラブーフライで探ってみたが反応なし。歩いていると自転車を止めて「こんにちは」と笑顔で話しかけてくれた人がいた。近くに住んでいるベトナムの方で、毎年春にはマルタを釣って食べると言う。人懐っこい彼はスマートフォンの翻訳ソフトを駆使して、疑似餌よりミミズが最高の餌だとレクチャーする。数日前に釣ったという60センチ近いマルタの写真をうれしそうに見せてくれた。

 午後は小雨になったが風は強い。それでもバリバス「エステルリーダー」は張りがあり、フライをポイントに届けることができるのはありがたい。右手が疲れたので、左手でキャスティングしダウンクロスにニンフを流す。2投目をピックアップする時、何かがヒットした。一瞬シャープな引きをしたあと40センチほどの銀色の魚が水面に現れた。ニゴイだった。しかし、1匹釣れただけで不思議と疲れは飛んでいく。キャストを繰り返し、東京都清瀬市の水再生センターの放水口まで来てしまった。

 フライが十分に沈み、ラインが止まる典型的な当たり。合わせると、いきなりリールを逆転させて魚は上流に走っていく。力強い素晴らしいファイトだ。数分後に姿を見せたのは、野性味あふれる57センチのコイ。使用したのはエステルテーパードリーダー2Xにティペット3Xを3フィート足して使用。ヒットフライはオレンジ色グローバグ#12だった。

 ≪釣り場の近くには「サクラタウン」≫釣り場からほど近い場所にある「ところざわサクラタウン」は、KADOKAWAと所沢市の共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点となっている。ひときわ目立つ建物が角川武蔵野ミュージアムで、サクラタウンのランドマークでもある。図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設で、アニメ好きはもちろん、ファミリーやカップルにも楽しめるエンタメスポットになっている。

 ▼釣況 埼玉南部漁協=(電)048(642)5706。1日券は600円(アユ、マスを除く)、全業種券は2000円。購入はつりチケ=HP別掲=が便利。

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