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兄弟船ならぬ 日本初の姉妹船へ“アゲアゲ” 4代目“ギャル船長”&頼れる“船長見習い”

[ 2023年2月27日 07:23 ]

姉妹で操船。結香さん(左)と美香さん
Photo By スポニチ

 【釣り女子アナが伝えたいこと】釣りが大好きなアナウンサー・大塚ひとみが今回取材したのは、神奈川県三浦市の丸十丸。待っていたのは“ギャル船長”だった。取材の模様は動画でもお楽しみいただけます。

 金色の髪、カラフルな長い爪、耳や鼻にはピアスがキラリ。丸十丸の3代目当主、小菅裕二さん=写真=の次女、小菅結香さん(25)の前職はキャバクラ。店のNo・1になったこともある。

 だが「楽しかったが一生やる仕事ではない」と、3年ほど前、「一つのことを究めたい。骨を埋めるつもりで帰ってきた」と話す。今では4代目として丸十丸の大黒柱になりつつある。

 初めは船長としての自覚に欠けていたという。「命を預かっている感覚はなかった」。芽生えたのは、船宿主催大会の日。穏やかだった海が突如大荒れに。「やばい死ぬ」震えながら舵(かじ)を握っていると、「ビビんじゃねぇ!」。別の船を操縦していた裕二さんから怒鳴りの無線が。「ハッとしました。お客さんたちは船長を信じて乗ってくれている、私がしっかりしなきゃ」。命を預かる大切さに気付いた。

 結香さんの心強い支えが妹の美香さん(19)。昨年12月に小型船舶免許2級を取得し、船長見習いとして船に乗り始めた。

 「今できることからお客さんを応援したい」と、早朝から甘酒を作る。「寒い中釣るので、温まってみんな頑張れるように」
 見習っているのは結香さんのおもてなし。そこには前職の技が光る。お客さんの特徴をつかみ、一度来ただけで全てのお客さんを覚えることができるのだ。

 「釣りの雰囲気、竿の持ち方や立ち方とか…」

 さらにお客さんが釣り上げると、テンション“アゲアゲ”で「ナイス~!でかいじゃん!」。それに美香さんも加わって「きゃー!すごぉい!」。姉妹そろってピンク色のサービストークだ。

 乗客のおじさまたちは褒められたいから「…ええな」と気合も新たに釣りに集中する。

 「いかに楽しく、ドラマがある魚が釣れるか。それを姉妹やお客さんみんなで話せる船宿にしていきたい」が結香さんの目標だ。

 空いた時間には自撮り。船内の様子をSNSで発信しアピールすることも忘れない。

 美香さんは「姉はかっこいいです。1人で出られる日が来たら、別船の姉と無線で協力し合って釣果を上げたいです」。

 釣行した日は美香さんが2回目の着岸に挑戦した。「舵切り過ぎ、もう少し余裕持って!」。姉からの指示が飛ぶ。そして見事に成功させた。手は少し震えていたが、真っすぐなまなざしに自信が宿る日も近いとみた。

 妹・美香さんがデビューすれば、おそらく日本初の兄弟船ならぬ姉妹船が誕生する。

 ◇大塚 ひとみ(おおつか・ひとみ)1993年(平5)生まれ、千葉県出身。フリーアナウンサー。NHK宇都宮放送局、栃木放送、ウェザーニューズを経てフリーに。釣り歴はカサゴなど小物釣りを中心に20年。

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