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ヤリイカ夜間に沸く熱闘 初島沖浅場で狙い撃ち

[ 2023年2月20日 07:20 ]

夜の初島沖でオスのヤリイカを掲げる金井さん
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】産卵を前に各地のヤリイカが上向き出した。静岡・初島沖では夜間、50~60メートルの浅場に突っ掛けて来るイカを狙い撃つ。50センチを超すパラソル級が交じり、取り込みにも力が入る。 (スポニチAPC・林 悠二)

 関東近県のヤリイカ乗合は日中釣りが相場。ところが、清貢丸では人気の“イカブリ”やアカイカと並びこのヤリも、集魚灯下の釣りとして定着している。

 先日訪れた茨城・鹿嶋沖も含め、日中は130~150メートルの深場狙いがメイン。深場を回遊するイカも、夜は浅場へ移動する傾向がある。ヤリ特有の産卵行動だ。

 その習性を捉え夜間に浅場を狙うのが初島沖での釣り。使用オモリ80号は日中釣りのほぼ半分。浅いため着底が早く、取り込みも楽々できるのがうれしい。

 久々のナギ。19トンの大型船は片舷5人ずつで快適。

 「大きい誘いや速い巻き上げはサバを呼ぶからダメ」――日没前の船上で、稲本貢一船長=写真=からのサバ対策レクチャーを耳に出船だ。

 「水深60メートル!」投入合図は出たが、2、3流しは音信不通。しかし、集魚灯がともると同時に乗りだした。

 背中側の「右舷で5点掛けのパーフェクト」と景気の良い船内アナウンスが。すると左舷も各所で曲がる。

 左隣で1匹。数分後には2点掛け。順調な滑り出しを見せたのは神奈川県平塚市の金井雄治郎さん(58=会社員)。今季4回目の釣行で、「初日に40匹。あの日と同じ出だし…」と誘いに余念がない。

 船は当たりが止まると移動を繰り返す。移動後の1投目は乗りが良く、着底と同時にズズン。筆者の竿先に出た重みは紛れもなくヤリ。慎重に巻き上げると2点掛けだ。1匹は大型化するオス。パラソル級には届かないが45センチはある。次も2点掛け。ツノ数は5本で、遊泳層が低いのか中間から下のツノに掛かる率が高い。誘い方は30センチ上げたら、20センチ戻して5秒ほどステイ。3メートルほど上げる内にズズン!

 集魚灯にはイカだけでなくサバも寄る。イカの回収途中、ギュンと引ったくる当たりは決まってサバ。この衝撃で、掛かっていたはずのイカが消えた。

 稲本船長のサバ対策は、リールの巻き取りスピードの加減。早巻きすると決まってサバが飛び付き本命が振り払われる。で、何度かサバに泣かされた後、試してみた。すると、順調にイカが上がったが後半は乗り渋り。「イカに元気がなくてオスが少なかった」と船長。30センチ級のメスが70%を占め、トップは15匹、平均10匹前後で筆者は12匹。リベンジしなくっちゃ。

 ◯…のんびりと置き竿で楽しむ人も。4本の浮きスッテの背に鶏肉のササミを乗せて、海底から1メートル底を切って当たり待ち。伊東市の稲葉正仁さん(75)は、幹糸10号で間隔1.5メートル、枝ス5号×75センチと長めが決め手とか。「いつもコレです」と仕掛けを披露。3点掛けの他、2点掛けが2回で計13匹にニッコリ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、宇佐美・清貢丸=(電)0557(48)9110。乗合は午後3時半集合、料金は氷付き1万3000円。(予約で割引あり)。

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