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奇跡のヒラメ祭り 「底荒れ」の海がイワシの“ナブラ”で一変

[ 2023年2月3日 07:20 ]

3キロの肉厚ヒラメを仕留めた吉田さん          
Photo By スポニチ

 【釣り新鮮便 鹿嶋・豊丸】寒さを理由に釣行するのを諦めるなんてもったいない。茨城県鹿嶋沖のヒラメは一年で最もおいしい時季に突入したばかりか、ビギナーでもオデコなしという好調っぷり。今狙わずにいつ狙う?ボルテージを上げ、鹿嶋・豊丸から繰り出した。 (後藤 賢治)

 午前5時半に出船、約30分でポイントに到着した。

 仕掛けはオマツリや擦れにも強いVARIVAS「クラウン船PE X8」4号をリールに巻き、親バリは丸セイゴ18号、孫バリはトリプル8号、ハリスは6号(全長1・7メートル)をセット。オモリは船長の指示で80~100号を使い分ける。豊丸・石田義彦船長の「ハイどうぞ」の合図で一斉に仕掛けを投入するや、茨城県稲敷市の戸沢隆さん(78)に大きな当たりがきた。上がってきたのは2キロオーバーと食べ頃サイズだった。

 噂通りの食いっぷりとニンマリしていたが、その後は当たりが少なくなり移動。釣れても300グラムの放流サイズばかり。船長は「ここ1週間ほど海が悪い日が続いた影響で、底荒れしてる。活性が悪いな」と渋い顔。下がり気味のテンションをどう保つべきか…思案していた午前9時ごろ、奇跡の瞬間が到来した。

 船の目の前で青物に追われた無数のセグロイワシが海面をピョンピョン。“ナブラ”だ。空にはイワシを狙おうと、多くの海鳥が飛来する光景に遭遇。ヒラメ釣り歴は20年になるが、こんな経験は初めて。

 ドラマはこれだけでは終わらなかった。今度はイワシを追っていたヒラメが海底に集結し、船内のあちこちで大きな当たりが出始めた。まずは、福島県南相馬市の荒成敬さん(57)が2・6キロをゲット。「毎週寒ヒラメ釣りに来ています。おいしいので最高の気分です」。続けて千葉県市川市の伊東亜矢子さん(44)が、良型のマゴチとヒラメを続けて釣り上げ「友人3人と来ました。たくさん釣れてうれしい~」と笑顔満面。福島県いわき市の木村仁巳さん(62)と、埼玉県入間市の吉田稔さん(66)の両竿が満月状態となり、木村さんは3・2キロ、吉田さんは肉厚の3キロを上げるなど船内はお祭りのような大騒ぎ。夢のような時間は約40分で終了となったが、最終的には2~3キロ級が船中20匹超と絶好調。狙うなら今がチャンスだ。

 寒ヒラメをおいしく食す!東京都瑞穂町にある「寿し長」の大将・長谷川勇一さんのお薦めは「ヒラメのマカロニグラタン」。

 (1)ヒラメを5枚におろし、塩、コショウし両面に小麦粉を付ける(2)フライパンにバターを溶かして(1)をソテーし、一口大に切る(3)市販のホワイトソースと、ゆでたマカロニを交ぜる(4)皿に(3)をよそい(2)とスライスしたトマトとピーマン盛り付けた後、とろけるチーズをたっぷりのせてオーブンで焼けば完成。来店客に試食してもらったところ「ヒラメのムニエルとチーズが合う!タバスコ、レモンをかけても絶品だ」と大絶賛だった。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鹿嶋・豊丸=(電)0299(69)3319。集合時間は午前4時、出船は同5時半。乗合料金は氷・餌のイワシ付きで1万3200円。この方面へは鹿嶋・清栄丸=(電)同(82)3691=からも出船中。

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