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万歳本命 50センチ級クロダイ 強風の短期決戦 終盤に来た!!

[ 2023年2月1日 07:15 ]

50センチ級の大物を仕留めた奥山さん
Photo By スポニチ

 【純平の磯リポート】クロダイを狙って、山形県鶴岡市の加茂の地磯に行ってきた。北風が吹きつける厳しい海況だったが、仲間が見事に大物を仕留めてくれた。(スポニチAPC・小林 純平)

 早朝、加茂港で山形県東根市の釣友、奥山博文さん(43=自営業)と合流して地磯に向かった。

 この日の予報は、昼前ごろから波が高くなるという。北西風がやや強く、どうやら短期決戦は覚悟しないといけない。

 釣り場は、油戸周辺の磯。水深は5~6メートルだが根が粗い岩礁となっている。まき餌はマルキユー「チヌパワー日本海」を主体にオキアミは1キロを混ぜ合わせた。

 付け餌は、同「くわせオキアミスーパーハード」で投入。波は高くないので仕掛けは安定してゆっくり流れる下り潮だ。

 数投繰り返したが当たりが出ないのに、オキアミは消えている。餌取りの正体は不明だが、10メートルほど離れた奥山さんのポイントは餌取りは全くいないという。

 海況に変化がないまま2時間ほど経過したがウキには反応がない。練り餌の同「イエロー」や「荒食いブラウンでも様子を見たが、仕掛けのなじみ時間はいくらか長くはなるが、回収した仕掛けには餌は残っていない。

 流れが止まりかけた頃、待望の当たりで竿は曲がったがフグだった。時間の経過とともに風も次第に強くなり、半ば諦めかけた頃、いきなり奥山さんが「来た~!」と叫んだ、と同時に、ロッドの穂先が海面に突っ込んでいる。

 竿は、大きく湾曲しているが、相当の大物か?なかなか底から離れないようだ。奥山さんも必死の形相だが無理にあおるようなことはしない。慎重にリーリングを繰り返す。時たま鋭い引きでラインが出されるが、ウキ止め糸が見えるまで浮き上がってきた。間もなく水面に姿を現した大本命のクロダイ。魚幅のある一目で50センチクラスと分かった。

 久しぶりの寒クロダイを手中にした奥山さんは、思わず万歳と手を上げた。まだまだ、チャンスが続く庄内磯のクロダイは楽しみだ。

 ▼釣況 酒田市・フイッシュオン=(電)0234(26)2228。

 【釣りと本】「にっぽん雑魚紀行・魚派列島」(甲斐崎圭著、日本交通公社)

 著者は釣り関連でも多くの本を出している。海や山などの自然をフィールドに「食べる」ことにこだわったルポルタージュに定評がある。

 本書は山形県飛島、沖縄県石垣島、韓国麗水、島根県隠岐の島などの漁港を旅した魚紀行。「千葉県和田浦」の項では房総の漁師町に伝わる料理「なめろう」を取り上げている。

 釣り人にとって「なめろう」は比較的、身近な料理だろう。マアジなど魚の身を粗く叩いて、ネギや味噌など加えてさらに叩く。

 <「なめろうというのは、舐(な)めるように食べるから、そう言うんだろうな」。私がつぶやくと「そういう説もあるし、包丁で表面をなめすように作るからともいうよ」渡辺さん(地元の刺し網漁師)は言うのだった。このなめろう、酢を加えたり、氷で冷やしたりするなます風の作り方もあるそうだ>

 「なめろう」を焼いたり、あぶったりする料理は「さんが」。和田浦辺りでは「さんがら」というのだとか。なぜ「さんがら」なのか?著者がたどりついた答えは3つ辛いものを入れるので「三辛」。辛味の基本は「青じそ、長ネギ、しょうが」。

 人前でひけらかしたくなるウンチク。本書は雑魚ならぬ雑学も大漁なのだ。(釣華楼 芭楽)

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