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自作フライで 40センチレインボートラウト 初級者でも易しくターンで次々ヒット

[ 2022年9月27日 08:04 ]

自作のフライで遙埜君は連続キャッチ
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】ファミリーキャンプ入門者に大人気なのが群馬県片品村の「かたしな高原チャイルドロッヂ」。ファミリーの釣り入門にぴったりの「奥日光ファミリーランド白根魚苑」を併せて紹介しよう。(吉田 俊彦)

 関越道沼田ICから40分ほどの片品村。尾瀬国立公園を源流とする片品川が流れ、東側の日光国立公園内には日本のトラウトフィッシング発祥の地とも言われる丸沼がある。魅力的な釣り場だが釣り入門者がいきなり挑戦するには少々ハードルが高いのも事実だ。筆者が片品村で入門者向けにフライスクールを始めて9年。今年も「かたしな高原VARIVASフライフィッシング入門キャンプ」の講師として、かたしな高原を訪れた。

 1泊2日のフライスクール初日はタイイング、キャスティングを指導。2日目の実釣を「白根魚苑」のルアー・フライエリアで実施している。宿泊はかたしな高原チャイルドロッヂだ。今回、驚いたのは自分たちが宿泊する戸建てロッジの前にタープやテントを自由に張ってキャンプを楽しむファミリーが増えたこと。これなら急な雨でもロッジがあるから安心。キャンプを体験したいファミリーに大人気なのもうなずける。

 さて今回の生徒さんは栃木市の小学5年生、柴遙埜(はるや)君とご両親の3人。

 かたしな高原から約20分のドライブで「白根魚苑」に到着。ルアー&フライ専用池は流れ込みが2カ所あり活性が高い。流れの中の魚をめがけてキャスト開始。フライ経験者のお母さんはさすがにループがきれいだ。前日に自分で作ったフライでヒット。水が澄んでいて魚の口にフライが消えるのが見えるが、最初はなかなかタイミングが合わない。コツをつかんだお父さんに大型が来たが残念ながらバレてしまった。

 一方で合わせをマスターした遙埜君は次々と25センチ級をヒット。さらなる大型を目指して流れ込みのポイントに移動。沈んでいくニンフに岩の下から良型が食いついた。思った以上の重量感にロッドは満月だ。トラウトの力強いファイトに負けずに見事釣り上げた40センチの美しいレインボートラウトに何度もガッツポーズ。

 使用したVARIVASのリーダー「スティルウォーターFHT」は初級者でもフライが易しくターンする優れもの。静かに釣ればみんなにチャンスがあることを遙埜君が証明してくれた。

 このエリアはC&Rでバーブレスフックとネット使用がルール。魚を触る時には十分に手を水に浸すことを忘れずに。

 ◇かたしな高原チャイルドロッヂ=(電)0278(58)2163。
 関東唯一の専用スキー場として有名。お勧めは木製戸建てのチャイルドロッヂの宿泊だ。ドアを開ければ広々した芝生。タープやテントが自由に張れて、草原と木々を満喫できる。

 ▼釣況 奥日光ファミリーランド白根魚苑(群馬県片品村東小川4653の16)=(電)0278(58)2250。

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