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湖でかかった58センチ レインボー トラウトの虹

[ 2022年5月30日 07:16 ]

筆者が釣り上げたのは58センチのレインボー
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】群馬県片品村の標高1400メートルにある丸沼がルアー・フライフィッシングともに好調だ。ワカサギの接岸シーズンを迎えさらにエキサイティングなゲームが期待できる。文豪・開高健が愛した湖畔の宿、丸沼温泉環湖荘主催のルアー・フライ釣り大会の様子を紹介しよう。(吉田 俊彦)

 雪の多かった年の丸沼は好釣果。この定説に異論を唱える丸沼ファンは少ないだろう。今年もその予想通りに解禁からよく釣れている。理由として湧水が関係しているとか、水生昆虫やプランクトンが豊富になりワカサギが育つなど諸説あるようだ。結果的にトラウトが水面から2メートル以内の比較的浅いタナで活発になることが考えられる。

 筆者はリーダーシステムのテストのために釣行。手こぎボートで沖を目指して出船。大物を求めて発電所の放水口を目指す。#6タックルでタイプ2のシンキングラインにフロロリーダーを使用してトラウトの餌ワカサギの群れを探した。

 私は湖沼で魚探は使わない主義で、地形と風向きからベイトのワカサギの影を追った。ボートを岸から30メートルほどに止め、カケ上がり付近にキャストした。カウント5でゆっくりと5、6回リトリーブするとグンと重い感触があり根掛かりしてフライをロスト。今度は軽めのフライに交換したが、やはり10回リトリーブするとフライにゴミがついてきた。

 思い切ってフロロより比重の軽いナイロン製のVARIVAS「リーダー・スティルウォーターFHT3X」に変更してみると12回目でコツコツと当たりが出た。ラインを引き続けるとゴゴンと大きな当たりがありロッドが引き込まれた。何とか耐えてロッドを立てた瞬間に魚が走り始めた。白銀の魚体。リールのドラグは大物を想定し強めにセットしてあるが、岸沿いの木や岩に向かってじりじりとラインを引き出す強者。リールファイトに持ち込み慎重に寄せる。ようやくボートに近づいたところをネットインした。58センチのレインボートラウトだった。

 ◯…丸沼は明治時代に社交界のマス釣り文化が花開いた日本のスポーツフィッシング発祥の地。そんな歴史ある環湖荘=(電)0278(58)2002=は特別に釣り人のために遊漁料金込みの釣りパック1万2950円から(税込み)を用意。充実した夕食と朝食が素晴らしく、本当にリーズナブルだ。釣り人なら一度は泊まってみよう。

 【丸沼釣り大会】

 第22回「丸沼釣り大会」が22日に開催された。参加者は130人。優勝は見事61・5センチのレインボートラウトをボートからルアーで釣り上げた宇都宮市から参加の山田マコトさんだった。あえて底は狙わずに、ワカサギを意識したフローティングミノーで大物をキャッチ。午前10時過ぎに表層に近いタナで技ありのヒットだった。これからの数週間、丸沼ではルアーならリアルミノー、フライならドラワカなど産卵後に接岸するワカサギパターンが大物への道しるべになるだろう。

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