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初心者親子ニンフでヤマメ&イワナWヒット ルアー・フライ&テンカラエリアがリニューアル

[ 2022年4月25日 07:16 ]

こころさんはニンフで嬉しい初ヤマメ
Photo By スポニチ

 【こだわりの管理釣り場】「有間渓谷観光釣り場」は埼玉県飯能市の名栗湖の上流にあるファミリーに人気のマス管理釣り場。ルアー・フライ&テンカラのエリアがリニューアルして今月から通年営業を開始した。入間川水系随一の渓流エリア誕生として注目を集めている。(吉田 俊彦)

 釣り場は入間川の支流有間川の名栗湖上流にある。ダム湖より上流には民家が一切なく、クマタカやヤマセミがお目当ての写真家には有名な場所だ。バックウオーターから500メートルほどにある大自然に囲まれた源流域だが、足場はよく整備されている。

 筆者は入間市のNPO法人「AIKURU」の活動を通じて知り合った村野裕子さん親子と現地に午前9時半に集合。裕子さんは子育て支援活動の先生。その一環として毎週水曜日には入間川河川敷でさまざまな水辺の遊びや体験を地域の親子に伝えている。

 今回は長女で大学生のこころさんと2人で私の生徒になってフライフィッシングに挑戦してもらった。この釣り場は本流と支流の合流点にあるためY字型をしている。上流側の本流がニジマス餌釣り場、支流はヤマメ・イワナの餌釣り場。そして合流点から下流側300メートル余りがルアー・フライ&テンカラエリアだ。

 管理棟すぐ下にある大物淵のみC&Rルール。大物ファンのために50センチクラスのニジマスが多数放されていると言う。

 今回でフライ2回目の村野親子の目標はキャストからランディングまで自力で良型を釣り上げること。あいにくの降雨のためニンフで釣り開始。肌寒くライズはないが、水はとても澄んでいる。最初に魚をヒットさせたのは裕子さん。20センチクラスのイワナを見つけて見事に釣り上げた。

 一方こころさんはインジケーターを使用しニンフで大型を狙う。一瞬強くラインが引き込まれ大物がヒット。ロッドが大きく弧を描いた次の瞬間、彼女の「あっ!」という声が渓谷にこだまし魚は逃げていった。全ては一瞬の出来事。今までにないスピードと重量感に興奮冷めやらぬ様子。雨にも負けずに頑張って、岩の奥のポイントへもキャストできるようになったこころさん。「上手になったなぁ」と思って見ていると、ヤマメがヒットした。彼女の足元に飛び込んできたのは、美しい23センチのヤマメだった。VARIVAS「テーパードリーダーFHTプロドライ」11フィート4Xを使用。ヒットフライは#14焦げ茶色のヘアーズイヤーニンフだった。しかし雨が次第に強くなり大物ニジマスは次回のお楽しみとなった。

 ◯…グループで利用するなら雨がしのげる屋根のある有料バーベキュースペースはベースとして魅力的だ。また釣り上げた魚を1匹100円で串焼きにしてもらえるサービスもある。皆さんも自分で釣り上げた魚の格別な味を家族で楽しんでみてはいかがだろうか。

 ▼釣況 有間渓谷観光釣り場=(電)042(979)0569。

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