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逆風でトラえた37センチ レインボートラウト 埼玉・川越フィッシングフィールド

[ 2022年1月24日 07:09 ]

逆風の中、長男・知来に37センチのレインボーがヒット
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】 埼玉県川越市の川越公園にある「川越フィッシングフィールド」は、毎年ルアーやフライ大会が開催される人気のプール管理釣り場。厳冬の今もルアー&フライフィッシング共に好調が続いている。今冬開催予定の入門者向けフライスクールと、週末に活況な川越公園フリーマーケットも合わせて紹介しよう。(吉田 俊彦)

川越公園は1988年(昭63)に埼玉県で3番目の水上公園として開設された。夏季のプールやテニスコートが有名で、例年11月から4月初旬にかけ、プールを活用したトラウトフィッシングが楽しめる。釣り場は小型のトラウトだが魚影の濃い多目的プールと、テンカラも楽しめる流水プールがある。残念ながら波のプールは現在改装工事のため休止中だ。

 土曜日の昼すぎに筆者は長男の知来とフライで釣行。キャストを始める前に周囲の釣り人に「ここで釣っても良いですか?」と一声掛けてから流水プールの南岸に入った。流水プールの中央には水上公園のシンボルである帆船のオブジェ「はつかり丸」がある。そのおかげで必ず風裏ができ、日中にはユスリカもハッチするため水面への注目度が高くなるのだ。白いドライフライをキャストすると、ほどなく25センチ級のレインボートラウトが連続ヒットし一安心。しばらくすると隣に「全く当たりがない」というルアー釣りの親子がやって来た。苦戦する小学生に川越公園のスタッフが釣り方を優しくアドバイス。時には魚の活性を上げる目的でスタッフがペレットを投入。そのかいあって小学生の男の子はルアーで初ヒットし、大喜びだった。

 その後、ニンフのインジケーターにも魚が飛び出すほど付近の活性が上がった。すると大きめのドライフライに換えた長男に良型がヒット。ラインを引き出して抵抗を見せた白銀の魚体は37センチのレインボー。ヒットフライは#12の「ビートル」だった。逆風の中、VARIVASのリーダー「スティルウォーターFHT」で完璧にフライをターンさせたのが功を奏した釣果だった。

 ◯…いまや川越公園は首都圏でも有数のフリーマーケットの聖地。アパレル商品のほか、アウトドア関連の出店もあるので、土・日曜日、祝日にぜひのぞいてみよう。ここで良い買い物をするには「午前8時半までに到着するのが良い」とは常連さんからのアドバイス。週末に釣りもフリマも両方楽しんでみてはいかがだろうか。

 ◯…冬こそプール管釣りでステップアップを。筆者が講師を務めるフライ教室を2月27日(日)(フライ実釣)、3月6日(日)(タイイング)を開講予定。また3月13日(日)に第11回VARIVASカップ争奪「バーブレス・サバイバル・トーナメント・フライフィッシング選手権大会」を開催予定。

 ▼釣況・問い合わせ 川越公園(埼玉県川越市大字池辺880)=(電)049(241)2241。釣り場ではシングルのバーブレスフックのみ使用可、ラバーランディングネット必携。

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