【プレイバック2021】ワイルドさ復活の野ゴイ80センチ

[ 2021年12月29日 07:18 ]

野ゴイを釣り上げた豊嶋さん
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 スポニチの釣りライター陣が振り返る2021年。五輪イヤーだったが“私の金メダル”は何?

 【吉田 俊彦】筆者のホームリバー埼玉県西部を流れる入間川。フライウーマンの豊嶋彩香さんが釣り上げた80センチの見事な野ゴイが印象に残った。

 ウイルス感染の脅威は人間だけではない。コイヘルペスウイルス病の感染防止のために、埼玉県では10年以上コイの生体での移動や放流は禁止されている。漁協ですらコイの放流はできないのが現状だ。そのような状況下にもかかわらず入間川はフライでコイが釣れる人気釣り場になりつつある。

 筆者が所属する入間漁業協同組合(古島照夫組合長)は埼玉県水産研究所の協力の下、コイ放流の代わりに人工産卵床設置による増殖を選択した。漁協は日本釣振興会、日本釣用品工業組合などと協働して、コイの産卵床をつくり自然産卵を促す事業を継続している。災い転じて福となると言うべきか放流だけに頼らない魚の増やし方が功を奏して、引きの強い野性味のあるコイの復活につながったことは間違いないだろう。

●お久しブリ9年ぶりのご対面

 【菅野 順也】相性の良い魚とそうではない魚が存在する。9年前に、船中1匹しか釣れなかったブリを私が釣り上げたことがある。乗客14人の注目が集まる出来事だった。
 「強運の持ち主だ」と有頂天になり、どハマりとなった私は取材でもプライベートでも、何度もブリ釣りに通い続けた。しかし、その後はぱったりと運はなくなってしまった。順番に流れるように本命がヒットしたが私の竿だけ取り残されたことがあった。

 昨シーズンは荒天で船がポイントに向かう途中でUターンしたり、船宿に向かう途中で出船が中止になったり、かなり縁遠くなっていた。それでも通い続けた私に今年の11月待望のヒットがあったが、9年ぶりのブリは残り20メートルのところで痛恨のバラシを…。そして12月、直江津・謙信丸で待望のブリ92センチを釣ることができた。あろうことかもう1匹追加してしまい、船中3匹中の2匹を釣ってしまったのだ。かなりの運を使ってしまった気がする…。今度のブリはいつになることか?

●最優秀作品は染谷さん歓喜の一匹

 【バリバス2021釣魚写真館】「釣ったら撮ろう!送ろう!自慢しよう!」を合言葉に釣りシーンのフォトを公募した「バリバス2021釣魚写真館」の年間最優秀作品が決まった。選ばれたのは都内在住の自営業、染谷蒼由益(あゆみ)さんが投稿した、約900グラムのヒラメを手にする1枚。9月に千葉・飯岡で釣りに初挑戦し仕留めたといい、釣った喜びがダイレクトに写真として表現され、魚と本人との構図も秀逸だった。

 「巻き上げながらバラさないか、ハラハラしました。タモ網に収まった瞬間は、やったぁ、と叫んでしまいました」という染谷さん。元々、小型船舶1級の免許を持ち、現在は遊漁船操船の資格を得るべく勉強中という。「来年はスポニチの大会にも出場したい」と、ますます釣りにのめり込んでいくようだった。

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