秘境で出合ったニジマス40センチ 知る人ぞ知る美しい池に感動

[ 2021年7月27日 11:23 ]

40センチ級のニジマスを釣り上げた筆者
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 【釣りの旅】「大滝」は栃木県日光市の秘境土呂部にある養魚場。併設された釣り池は知る人ぞ知る美しい管理釣り場だ。鬼怒川の川治温泉から車で30分、そこには尾瀬をほうふつさせる風景があった。また食事処(どころ)大滝は遠方からのグルメな常連客も多い名店。お薦めメニューを紹介しよう。(吉田 俊彦)

 「大滝」は木々に囲まれた池の管理釣り場。そのため木陰も多く梅雨明けしたこれからがベストシーズンと言えるだろう。釣り場は餌釣り池とルアー&フライに分かれていて美しいニジマスやヤマメ、イワナと出合うことができる。特筆すべきは、まるで尾瀬ケ原の池塘(ちとう)をほうふつさせる圧倒的な池の美しさだ。管理釣り場では、長野県白馬のニレ池に匹敵する日本屈指の美しさだと思う。実は「大滝」は養魚場として有名で一流ホテルにも「大滝日光紅鱒」などのブランドマスを出荷している。しかし釣り場の宣伝はほとんどしていないため知る人ぞ知る秘境のポンドエリアとなっている。

 筆者は釣友と2人で平日にフライフィッシングで釣行。午前10時すぎに到着すると釣り人は我々だけ。流れ込みの近くでキャスト開始。ライズはあるもののフライを見て帰る魚が多くヒットに持ち込めない。ニンフで釣り始めた友人にもほとんど当たりがない。簡単ではないようだ。陸生昆虫を意識してフライを黒いドライフライにすると、トラウトが水底から湧いてくるように現れヒットしてくれた。小型のニジマスだがヒレピンだ。秘境ゆえに魚たちも半野生化しているのだろう。

 私はあまりに美しい風景に感動し、午後はお気に入りのバンブーロッドを出してトラウトのサイズアップを狙う。フライは#12に巻いた大きめのアントパターン。ゆっくりとキャストしフライをポトンと落とす。水面に本物の虫が落ちたような波紋をつくるのがコツなのだ。3秒後に飛沫(ひまつ)が上がりヒット!重量感のある引き込みを繰り返し上がってきたのは、40センチ級のニジマス。このサイズでも十分に楽しませてくれる。さらなる大物を狙いもう少し釣りたかったのだが午後2時すぎて、ゴロゴロと雷鳴が近づき納竿となった。さて、今回筆者が使用したロッドは大戦前の英国製。しかし釣果を左右したのはアントフライと最新設計のテーパードリーダーだった。私はVARIVAS「エキスパート スティルウォーター FHT」14フィート・3Xを使用。このリーダーはフライを強力にターンさせて、まるで水面に本物の虫がポトンと落ちたような波紋をつくることができるのだ。ティペットはフロロカーボン4X。フックは安全でリリースする魚のダメージを少なくできるバーブレスフックを推奨する。

 ▼釣況 有限会社 大滝(栃木県日光市土呂部1350)=(電)0288(97)1103。

 ◯…「大滝」の看板犬・ランタロウは甲斐犬。とても可愛い顔をしているが優秀な猟犬。敬意をもって話しかければ仲良くなれるだろう。このお食事処は単なる食堂ではなく、本格的なそばや魚料理が堪能できる。なかでも「日光紅鱒みそ付け丼」(1000円)はここでしか味わえない。

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