難関クリア!! 24センチヤマメ

[ 2021年4月21日 07:49 ]

24センチのヤマメを釣り上げた高波君
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 入間川源流の「有間渓谷観光釣場」は、埼玉県飯能市の名栗湖上流にある餌釣り専用マス釣り場。自然の渓谷を生かしており、足場がよく整備されファミリーで楽しめる。併せて釣り場から至近にある奥武蔵連山随一の眺望を誇る“ロイヤルマウンテン”棒ノ折山を紹介しよう。(吉田 俊彦)

 昭和の終わり、筆者が学生の頃、有間川は天然ヤマメの好釣り場だった。そこに有間ダムができたのが1986年(昭61)。最近では付近にクマタカやヤマセミが棲息するようになり、ダム湖を含めた新たな生態系が出来上がったように思う。

 この自然豊かな渓流釣り場の上流には民家が一切ない。流れているのは天然のミネラルウオーターである。釣り場は石でいくつもの区画に区切られ、目の前にバケツで魚を放流してくれるので初心者でも安心だ。足場が良いので、渓流釣りを気軽に楽しみたいグループやファミリーにはうってつけ。また川岸でバーベキューもできるので、デーキャンプ気分を楽しめる。

 筆者は長男・知来と大学生の高波海人君と3人で釣行。2人は川越工高山岳部時代の親友だ。食べ盛りの2人にヤマメの餌釣りと炭火バーベキューを体験してもらうことにした。

 釣り場はマス釣り場とヤマメ・イワナ釣り場に分かれている。この日はヤマメ釣り場の釣り人2組で5人のみ。ヤマメ釣りは初心者の高波君には難関だが、コツを教えながら挑戦してもらうことにした。

 4・5メートルの渓流竿に小さめな玉ウキの仕掛けでハリスは0・4号。餌はイクラとブドウ虫を用意。ハリはカエシの無いバーブレスフックを使用。カエシが無いので安全で餌のイクラがつぶれにくいのでお薦めだ。イクラ餌で流すと勢いよくウキが引き込まれニジマスが掛かったが、狙いのヤマメはなかなか姿を見せてくれない。放流魚とはいえ、ヤマメは警戒心が強いようだ。

 しばらくして餌をブドウ虫に変更。それでもヤマメは掛からなかった。そんな中、息子が水底でブドウ虫が跳ねるようにアクションするとヤマメが飛びついた。その釣法を高波君にも伝授し念願のヤマメがヒット。シャープな引き込みを見せたのは美しい24センチだった。

 【棒ノ折山】
 標高969メートルの低山だが、埼玉側への眺望は奥武蔵随一だと筆者は思う。また天皇陛下が皇太子さま時代に2度登頂されている“ロイヤルマウンテン”でもある。山頂は東京都と埼玉県の都県境。ちなみに地元の埼玉県民は「棒ノ嶺」と呼ぶ。お勧めコースはダム堰堤(えんてい)を渡り、名栗湖南岸から白谷沢~権次入峠経由で山頂。白谷沢は名前の通り、白い大きな岩が切り立ったダイナミックなゴルジュ谷。落差のある滝を見ながら権次入峠まで約2時間。峠から山頂へは30分ほどだ。下りは滑りやすいので滝ノ平尾根をダム下へのコースが無難。「さわらびの湯」で汗を流せば、充実した釣りの旅になることは間違いない。

 ▼釣況 有馬渓谷観光釣場(埼玉県飯能市下名栗1811の1)=(電)042(979)0569。

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