最後の清流、高知・四万十川のアユは強く、美しかった

[ 2020年10月21日 05:30 ]

四万十川でのアユ釣り風景
Photo By 提供写真

 日本最後の清流と呼ばれ大型のメッカとして知られる高知県の四万十川(四万十市)に、地元の名手から誘いを受けて終期のアユ釣りに出掛けた。ダイナミックな流れで川に立つだけで心が躍り、野アユの強い引きに感激。名手はピンポイントで効率的な釣りを披露して19~28センチを65匹という驚異的な釣果。この日は仲間を含めた3人で124匹の四万十アユをモノにした。(スポニチAPC、鮎匠会・横山芳和)

 久々の四万十川に鮎匠会仲間の永岡氏と大アユ狙いに出発。西部漁協管内にある「道の駅・よって西土佐」で、川を知り尽くした地元の小野川博友氏と待ち合わせ、上流にある長生沈下橋下流の瀬に案内された。増水後の広大な川のポイントはわかりづらく、細かく丁寧なレクチャーを受けて左岸から入川した。

 足元からオトリのアユを送り出すと、流心に入ったところで目印がツゥツーと下流に飛んだ。サオを立てると、掛かりアユは流心に向かって強烈な引きを見せた。たまらず下流に下がりながらサオの反発力を使って引き抜くと、美しい23センチの良型がタモに納まった。その後は5匹ほどが追ってきたが、下流に移動しても追い気は皆無となった。

 上手の瀬肩でゆったりとした姿の小野川氏は、連発で良型を射止めていた。サオを休めて後ろで眺めると、オトリのアユを自由に泳がせるのではなく、水中糸を張り気味にし、ポイントを縦横にはわせながら野アユを挑発させて追わせていた。

 その後は場所を移動して、夕方近くは四万十学舎下流のポイントに入川。早瀬の右岸に立つと、20センチ前後の真黄色の野アユが強烈な追いで入れ掛かってくれ、最高の締めを飾った。私が18~26センチを28匹で、永岡氏は同サイズを31匹。小野川氏の65匹を合わせると計124匹の好釣果だった。

 四万十川は、何といってもスケールの大きさが魅力で、アユの数も半端ないところが人気の秘けつといえる。車で釣り場を移動していると、各所に沈下橋が出現するが、バックヤードの雄大な山々と相まって素晴らしい景観を呈している。今期は15日で禁漁を迎えたが、来シーズンへ思いをはせていただければうれしい。

<超人気メニュー「四万十牛すじ丼」道の駅・よって西土佐>

 川沿いには道の駅が多い。どこも個性的だが、中でも今回立ち寄った「道の駅・よって西土佐」は西部漁協が天然のアユやウナギ、川ガニ、エビなどを販売するテナントと事務所を置いてにぎわっている。特に年間100頭しか生産されない幻の四万十牛を使った「四万十牛すじ丼」(1080円)は絶品ですぐに売り切れるほどの超人気メニュー。地産食材を使った製品も並び、中でもおからで作ったかりんとうやドーナツ、ラー油などが人気という。高知県四万十市西土佐江川崎2410の3。
電話0880(52)1398。

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