鬼鱒55センチ

[ 2020年9月22日 07:08 ]

55センチの鬼鱒を釣った筆者
Photo By スポニチ

【釣りの旅】栃木県日光市を流れる鬼怒川と支流の男鹿川。その水底には「鬼鱒(おにます)」と呼ばれる野生化した大型のレインボートラウトが潜む。上流部の渓流は禁漁期を迎えたが川治温泉より下流部は10月末まで鬼鱒釣りを楽しむことができる。 (吉田 俊彦)

 鬼怒川と男鹿川が合流する川治温泉地区のC&Rエリアから、毎年相当数のレインボートラウトが鬼怒川本流へと下り野生化する。そして越年のヒレピンになった50センチオーバーのレインボートラウトが「鬼鱒」だ。

 筆者は知人からの「鬼怒川は濁っているが男鹿川の合流点の鬼鱒の活性が高い」という情報をもとに釣行した。午前8時に到着すると情報の通り鬼怒川本流は泥濁りで黄土色の水が流れている。そこで比較的澄んでいる男鹿川に鬼鱒が差してくるはずだ。すでに合流点の好ポイントにはルアーの釣り人が2人入っていたので、その100メートルほど上流から釣り下ることにした。大物狙いでロッドはVARIVAS「パワートレイル」#6を選択。リーダーは同「スティルウォーターFHT2X」を使用し「チェコニンフ」システムを組む。

 「チェコニンフ」とは競技フライフィッシングの強国チェコチームが編み出した重いビーズヘッドのニンフフライを複数沈めて川底に潜む大物の鼻先に送り込むヨーロピアンテクニックだ。少しアップに投げて厚い流れに14フィートのリーダーが全てのみ込まれたらラインを適度に張る。リーダーが大岩の近くをすり抜けた直後に、ドスンと手元に当たりが来た。合わせを入れると大物特有の首振りだ。下流に走り流心の石に逃げ込もうとし、ジャンプしてから流れに乗って走りリールを逆転させる。鬼鱒のファイトはスリル満点だ。瀬を2つ下ってようやくネットイン。53センチのレインボートラウトだった。フライはゴールドビーズニンフ。ティペットは同「フロロカーボン」2X。この仕掛けで11時までの3時間で55センチを筆頭にヒレピンの鬼鱒が3匹出た。鬼怒川で野生化した鬼鱒はまさに鬼のように引く。

 C&RエリアはルールでバーブレスフックシングルフックのみOK。私はフックに同「2510・WB」を使用。独特のウエーブ構造でバーブレスでありながら魚がジャンプしてもバレない。

◎かわじいふるさとの駅

 観光情報インフォメーションで遊漁券も販売している。足湯が無料で楽しめるので釣りの疲れを癒やしに立ち寄ってみよう。また同所に併設されている「ネイチャープラネット」=(電)0288(78)1177=は日光・鬼怒川・那須塩原エリアで、カヌーやトレッキングなど大自然を満喫できる体験ツアーを実施している。10月後半からの紅葉シーズンは小網ダム周辺の絶景をカヌーから楽しむアクティビティーが大人気だ。オーナーの坂内剛至さんはルアーマンで親切に釣況を教えてくれると思う。

▼釣況 おじか・きぬ漁協 問い合わせ・情報などはウェブ(アドレス別掲)で。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る