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尾瀬でかかる美しいイジ 激闘の末良型47センチゲット!!

[ 2019年5月30日 07:46 ]

筆者は47センチの良型を釣り上げた
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】尾瀬国立公園への玄関口として有名な群馬県片品村。釣り人には片品川や丸沼、菅沼などマス釣りの聖地として知られている。今回紹介する大尻沼はフライで大型トラウトが狙える貴重な釣り場。また家族で初夏の尾瀬が満喫できる「尾瀬水芭蕉ツアー」を紹介しよう。(吉田 俊彦)

 大尻沼の魅力はブルーの湖面と大型マスだ。今年は禁漁の年にあたるが、5~6月の土・日曜日の特別解禁限定で釣りができる。キャッチ&リリース、バーブレスフック使用が規則になっているため魚のサイズと美しさは抜群である。筆者は友人と今月中旬の日曜日の午後に訪れた。さすがに標高1400メートルの湖畔は新緑がまだこれからだ。2人でボートに乗り、岸沿いを回遊するトラウトを見つけて狙う。ところがこの日はライズがなく広い湖面に魚影を見つけることすらできない。ドライフライで釣るには少し季節が早すぎたようだ。朝から釣っているルアーマンも当たりが数回あっただけとのこと。水深の比較的浅い大尻沼のマスたちは、フライの場合風下側のワンドが釣果につながることが多い。小さな流れ込みのある風下のポイントにボートを移動させることにした。

 岸から15メートルほどの場所にアンカーを打ち、#10のウエットフライに結び替えた。岸沿いにキャストしたフライをゆっくりと沈めてカケ上がり付近を漂わせてから小刻みにリトリーブしてみる。何度目かのキャストのあとカウントダウン中に突然ラインが走った。向こう合わせになってしまった時こそフックの鋭さがものをいう。ロッドを立てて応戦する。水中を突進してリールを逆転させるパワフルなファイトを繰り返した。なんとかランディングすると47センチの美しいレインボートラウトだった。フックはバーブレスのVARIVAS 2430V―WBを使用。鋭いVカットポイントとウエーブでバレづらい最強のバーブレスだ。

 ◯…片品村と言えば尾瀬。筆者は年に数回は尾瀬を訪れる。水芭蕉のこの時季、初めての人に人気のツアーがある。かたしな高原が運営する春の尾瀬ガイド付き「水芭蕉ツアー」だ。尾瀬国立公園は例年5月下旬に山開きとなる。見頃の水芭蕉と咲き始めの高山植物が同時に観賞できる。小学生から参加できるので家族でのトレッキングデビューや、3世代での思い出づくりにピッタリな、1泊3食の尾瀬ツアーだ。土曜日の夕食から参加できるので、昼間に釣りをしてから宿泊し、日曜日は尾瀬を満喫することができる。

 ▼申し込み かたしな高原・春の尾瀬ガイド付き「水芭蕉ツアー」=(電)0278(58)2161。参加費は大人1万4200円、小学生1万1360円(税別)。ロッヂ宿泊(3食付き)、事前ガイダンス、尾瀬認定ガイド料、保険料、アクティビティー込み。

 ▼メモ 19年度の大尻沼特別解禁は5~6月末日までの土・日曜日限定。午前8時~午後5時。受け付けは午前7時30分から丸沼温泉環湖荘の前で。入漁料は2160円。貸しボートは1隻(定員2人)3300円。問い合わせは環湖荘=(電)0278(58)2002。

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