4船長 カレイじゅうたん満喫「東日本大震災への思い」胸にマッチレース

[ 2019年3月23日 14:42 ]

舵を握った佐藤(左端)とカレイ釣りを満喫した左2番目から浜崎、吉野、中山、高橋                               
Photo By スポニチ

 【釣り人掲示板】スポニチ指定釣り宿で構成する東日本釣宿連合会青年部のメンバー4人が遠征釣行。宮城県仙台湾で今が盛期のカレイを狙った。(笠原 然朗)

 東日本大震災の津波で犠牲になった人たちに手を合わせた。水温は10度。晴れて海は穏やかだが、風はまだ冷たい。それぞれ8年前の“あの日”への思いを胸に大型沖42メートルダチに仕掛けを投入した。

 宮城県の代表的な釣り物、マガレイに初めて挑むのは千葉県勝浦松部港の信照丸、吉野達哉、神奈川県福浦・よしひさ丸の高橋勝久、神奈川県川崎・中山丸の中山和哉、そして2度目の挑戦となる千葉県太海・幸昌丸の浜崎貴史の4船長だ。

 競技形式で90分の釣れたカレイの匹数勝負。私も末席に加わる。

 遊動スネーク天秤(てんびん)の3本バリ。オモリは40号。餌の青イソメは5センチほどに切って2~3本の房掛け。4人は釣りのスペシャリストだが、普段の釣りとは勝手が違う。

 「青イソメに触るのは幼稚園以来」と餌付けに苦戦する高橋を横目に、先行したのは中山。すかさず吉野が続いた。「オデコだったらオヤジ(高橋稔船長)に何を言われるか分からない」と泣き顔の高橋だったが、仙台湾は“カレイのじゅうたん”と言われるほど魚影は濃い。ほどなくして最初の1匹を釣り上げほっと一息。最後に大ドモに陣取った浜崎が「当たりがたくさんあって楽しい」と一荷で“経験者”の貫禄を見せつけた。「全く教えていないのにコツをつかむのが早く、対応力が凄い」と舵(かじ)を握るやまさ丸の佐藤大蔵船長も驚きの一投一釣のマッチレースとなった。

 トップ争いは「小突いてから、ゼロテンションで当たりを待つ」作戦の吉野と、「東京湾の夜アナゴのイメージで当たりがあったら合わせを入れる」中山。「すでにこっちの釣りをマスターしていますね。狙って一荷で上げている感じ。1日釣れば100匹は超えますね」と佐藤が絶賛する中山が34匹で優勝。東京湾仕込みの釣技でカレイを攻略した。

 年の数と同じ20匹を釣り上げた高橋は「悔しい。仲乗りでも何でもやるから、カレイ釣りのコツをつかむまでやまさ丸で修業させてほしいです」。

 昨年、船長への道を歩み始めた若武者は釣りの難しさと奥深さを知った。(敬称略)

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、七ケ浜・やまさ丸=(電)022(362)3696。出船は午前5時半。乗合料金8000円。  

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る