白銀に輝くドナルドソン チェコニンフシステムで43センチ

[ 2019年2月23日 07:36 ]

筆者が釣ったドナルドソンは43センチだった
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】神奈川県相模原市の「うらたんざわ渓流釣場」は丹沢山系の大室山を水源とする道志川支流、「神の川」の自然渓流を利用したルアー・フライ管理釣り場だ。中央道相模湖ICから35分とアクセスも良い。また釣り場から10分ほどの場所の良好な泉質で知られる天然温泉「いやしの湯」を紹介しよう。(吉田俊彦)

?04 神の川の水源は丹沢の山々だ。中でもブナの原生林を育む1500メートル級の大室山は、落葉広葉樹の恵みを神の川に与える大変重要な役割を担っている。

 天然のミネラルウオーターは1年を通じて豊富な水生昆虫を育み、同時にブナ虫などの陸生昆虫は魚たちの格好の餌となっている。

 釣り場は全長1・5キロにも及び3つのエリアに分かれている。上流と最下流に設けられた「ヤマメクラシック」はC&Rのエリアとなる。今回、私は中流域の「フライ・テンカラ&ルアーエリア」でドナルドソントラウトを狙うことにした。プール主体だが大型も多く足場も良いのでファミリーにもお薦めできる。

 【ドナルドソンをチェコニンフで狙う】

 「ドナルドソン」とは米ワシントン大学のドナルドソン博士が、ニジマスの大型選抜個体と降海型のスチールヘッドを長年にわたり交配し作り出した優良血統種。実は回転寿司のトラウトサーモンはドナルドソンを海で養殖したものである。「うらたん」では井上克彦オーナーのこだわりで魚体が美しくおいしい長野県産のドナルドソンを放流しているので狙ってみたくなった。マラブーストリーマーで探りを入れると、低水温のためかリトリーブするフライへの追いがいまひとつだ。フライをゆっくりと漂わせると透明度が高く見切られてしまう。そんな時には複数のフライを使用するチェコニンフシステムが有効だ。重いニンフと軽いフライの組み合わせは思わぬ相乗効果を発揮する。重いニンフが底石に時折、引っ掛かる。それが外れた瞬間、舞い上がった軽いフライを良型トラウトがバイト。すかさず合わせると体全体をくねらせて抵抗している。重厚な引き込みを繰り返し水面でも激しく抵抗した。白銀に輝く43センチのドナルドソンだった。

 ティペットはVARIVASの4X。ヒットフライは2120WB#10に巻いたパールエンジェルだ。カエシのないバーブレスフックが、安全で魚のダメージを少なくできることは今や常識。今回のような低活性時こそバーブレスならではの掛かりの良さが最大のメリットとなる。釣るためのバーブレスなのだ。

 ◯…「青根緑の休暇村 いやしの湯」=(電)042(787)2288=は、富士山から丹沢山地を形成する約500万年前の地下で、結晶化した石英閃緑岩の裂け目に沿って湧き出ているアルカリ性天然温泉。館内食堂が充実しており、津久井地区の伝統料理「にごみうどん」はヘルシーで美味。温泉効果と相まって冷えた身体を中から温めてくれる。高速道路に飛び乗る前に立ち寄れば充実した釣りの旅になることは間違いないだろう。

▼釣況 うらたんざわ渓流釣場(神奈川県相模原市緑区青根3769)=(電)042(787)2657。営業時間は午前6時から日没まで。料金は1日券4100円、午後券3300円。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る