大型連発!71・5センチのレインボー 前日の特別放流効果

[ 2018年11月24日 11:03 ]

優勝した三浦さん
Photo By スポニチ

 群馬県片品村の丸沼でこのほど第16回「丸沼釣り大会」が行われた。大会の模様と文豪・開高健氏が愛した湖畔の宿「環湖荘」を紹介しよう。 (吉田 俊彦)

 標高1400メートルにある丸沼の魅力はなんといってもその自然環境にある。ブルーバックの大型ニジマスや野性味あふれるイワナやブラウントラウトが棲息する。

 朝は氷点下の気温の中、大会はスタートした。筆者は友人と2人でボートからのキャスティングで野生化したトラウトを狙うことにした。ところが準備したエレキの機嫌が悪くモーターが始動しない。やむなく手こぎで沖を目指して出船したもののなぜかスピードが出ない。船尾に座った重量級の友人とエレキ・バッテリーの重さでわずかなボルト穴からじわじわとボートが浸水。気が付けば10センチも水がたまっていた。慌てて水をかき出しながらなんとか着岸し事なきを得たが、早々に納竿することにした。10時すぎに立木の森周辺が急に騒がしくなった。静かな湖畔に歓声が響く。聞けばルアーで爆釣しているとのこと。次々に良い型のレインボートラウトが計量に持ち込まれた。

 中でもひときわ大きな71・5センチの巨大なレインボーを持ち込んだのが伊勢崎市の三浦巧さんだった。

 渋い展開が予想されたが、前日の特別放流の効果もあって陸(おか)っぱりのアングラーが絶好調であった。

 今回101人の大会参加者のうち正午までの検量に魚を持ち込んだのは39人。なんと15位までが50センチオーバーと大物釣り場の面目躍如の釣果となった。22日に今年最終の特別放流が行われ今月末まで釣りができる。 

 丸沼の魅力を語るとき開高健氏が定宿としていた「丸沼温泉・環湖荘」を抜きには語れないだろう。丸沼の釣りの歴史は古く社交界、政界、実業家たちによって「丸沼鱒釣倶楽部」が結成されたのが大正元年。つまり日光の中禅寺湖よりもさらに歴史がある丸沼こそ日本のスポーツフィッシング発祥の地と言えるだろう。環湖荘に宿泊すればなぜこの地で日本のトラウトフィッシングが夜明けを迎えたのかその理由を体感できるかもしれない。釣り人のために用意された釣りパックが断然おすすめだ。また至近の丸沼スキー場のゴンドラを利用して白根山に登ったり、金精峠を栃木県側に下りて日光観光に行ったりと充実した釣りの旅になることを約束しよう。

 ▼釣況 環湖荘=(電)0278(58)2002。入漁料大人2160円、子供1080円。貸しボートは平日2800円、土・日曜、祝日は3300円。釣りは11月末日まで。解禁日は金精峠開通日により決定。環湖荘宿泊の「釣りパック」は1万2730円。

 ◇大会成績(トラウト1匹の全長。単位センチ)(1)三浦巧(伊勢崎市)71・5(2)中村勇介(東久留米市)68・5(3)堀米博行(藤岡市)65・0=敬称略=

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