釧路で堪能 遡上アメマスのスピード

[ 2018年9月29日 13:22 ]

43センチのアメマスを釣った筆者
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 【釣りの旅】北海道・釧路のアメマスのフライフィッシングを紹介しよう。北海道胆振東部地震で大きなダメージを受けた北海道。一日も早い復興のためにも応援したいと思う。そこで道東グルメ地産地消の名店、白糠町のレストラン「はまなす」を紹介する。 (吉田 俊彦)

 近年になって道東自動車道が阿寒まで延伸し札幌や苫小牧から道東への車でのアクセスが一気に便利になった。私が釧路を訪れたのは9月初旬。台風の影響で8月の道東は雨が多かったが、海から遡上(そじょう)したアメマスの活性が上がる好機と考え、渡渉できる水量の釧路市の音別川に狙いを定めた。

 途中、橋の上から見ると婚姻色のサクラマスが川岸に身を寄せている。水深のある淵にはブナの出たサケの姿も見える。これらのサケ・マス類は水産資源保護法により河川で釣ることは禁止されているので掛からないように注意しなければならない。幸いアメマスはそれらの魚のつき場とは違う流心の底にべったりと張り付いている。アメマスはエゾイワナの降海したもので春早くに海に下り、夏の終わりから秋にさかのぼって戻ってくる。

 消波ブロックの入った淵の流れ出しで魚を発見。ストリーマーを流してみたが反応が薄い。かなりルアーの釣り人に攻められている印象だ。地味な茶色のニンフで底を探ってみたが当たりが出ない。水深1メートル半ほどの早瀬に時折白い水玉模様が揺れ動く。間違いなく遡上アメマスがいる。

 こんな時の私の切り札がクリオネパターンの「パールエンジェル」だ。フローティングラインを流れに乗せ、フライが先行して流れるように工夫するとすぐにフライラインの止まる当たりが出た。鋭く合わせを入れるとヒット!川底から躍り上がった魚体は間違いなくアメマスだ。その直後に一気にリールを逆転させ下流へと走りを見せた。イワナの仲間とは思えないほど遡上アメマスのスピードは速い。慎重にランディングすると43センチだった。濡らした手で記念撮影して魚をリリースした。ちなみに私のフライは全てカエシのないバーブレスフックだ。今回はバレづらい「VARIVAS2510WB#10」を使用。安全で魚のダメージを少なくできる。写真を撮ったアメマスは元気に流れに戻っていった。

 釧路かいわいでは広域観光推進事業として「くしろシーサイドグルメキャンペーン」を実施中だ。9〜11月の期間限定で、白糠町、釧路市、釧路町、厚岸町、浜中町の12店舗の名店でお薦めの海鮮メニューがリーズナブルな価格で提供される。中でも白糠町の「レストランはまなす」=(電)01547(2)2188=の「はまなす海鮮天丼」はお薦め。エビや旬の地魚と白糠のシソ、釧路のパプリカなどが使われており、まさに地産地消。私が食べた丼にはヤマメも入っていた。これだけでも十分旅行の目的になるおいしさだった。

 ▼メモ 音別川についての問い合わせは釧路市役所音別町行政センター=(電)01547(6)2231。または釧路市のホームページから「くらし」→「自然環境」でアクセス。源流部でヒグマの目撃情報があり、朝夕は注意が必要。クマよけ鈴は必携。

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