イワナと春の渓流満喫 埼玉・飯能市名栗地区

[ 2018年3月28日 07:24 ]

良型のイワナが釣れた
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】春のレジャーシーズン到来。バリバスプロスタッフ・吉田俊彦による新連載「釣りの旅」がスタート。釣り竿を持って自然いっぱいのフィールドへ。季節の便りをお届けします。

 各地の渓流釣りが、解禁して早くも1カ月。3月中旬になると急に暖かい日が多くなりイワナやヤマメの活性も上がる。解禁のお祭り騒ぎも一段落してフライで魚をじっくり狙うのには良い季節の到来だ。今年は思いのほか残雪が残り冷たい沢もあるが、首都圏からアクセスが良く、3月末からゴールデンウイークにかけてルアーフライで気軽に楽しめる埼玉県西部を流れる入間川の上流、飯能市名栗地区の渓流と天然温泉を紹介しよう。

 埼玉県飯能市名栗地区の入間川を訪れたのは3月14日。晴れて暖かく気温は15度、水温は7度。本流の好ポイントは餌釣りやルアーマンがすでに入っていたので、支流の有間川の名栗湖のバックウオーターから上流を目指した。

 山岳渓流の釣りは「遡(さかのぼ)る釣り」だ。イワナやヤマメたちは上流へ頭を向けて流れて来る餌を待っている。警戒心の強い魚たちをだますために下流側からアプローチする必要がある。名栗湖を左に見送り林道を進むと次第に谷が深くなり砂防堰堤(えんてい)が続く。しばらく歩き、開けた渓相となった。フライも振りやすくなり私はウエットフライとニンフの組み合わせで流れを探っていく。しかし瀬では何の当たりも出せないまま大きな淵にたどり着いてしまった。

 深い淵の底までフライを届けるためにガン玉を2つハリスに付けアップストリームにキャストする。反転流にのみ込まれて岩陰で見えなくなったフライを引き上げようとするとゴツゴツと鈍い当たりがあった。ワンテンポおいて合わせを入れると#4番のグラスロッドから思った以上の重量感が伝わる。慎重にランディングするとフライをしっかりとくわえた28センチのイワナだった。

 ちなみに私のフライは全て“カエシ”のないバーブレスフックだ。その利点はまず人に安全なこと。またリリースする魚のダメージを少なくできる。写真を撮ったイワナも元気に淵に帰っていった。また釣った誰かを幸せにしてくれるだろう。そう考えると写真が撮れれば十分である。

 ◎立ち寄り温泉 沢から林道に戻ると目がかゆくなり、くしゃみが止まらなくなってしまった。今日はかなり花粉が飛んでいるようだ。名栗湖のダム下にある「さわらびの湯」に直行することにした。さわらびの湯はアトピー性皮膚炎などアレルギー性疾患にも効能のある天然温泉である。飲用にはお勧めしないが、鼻うがいすると効果てきめんである。筆者のような花粉症の人はもちろんのことアルカリ泉は疲労回復にも効果的なので、ぜひ釣りの旅の仕上げに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

 ▼メモ 名栗温泉 さわらびの湯=(電)042(979)1212。

 ▼釣況 入間漁協=(電)042(973)2389。名栗湖は近年ワカサギ釣りでも注目され、マス類も棲息しているが、湖面でのルアー釣り・フライ釣りは全面禁止なので注意。

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