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西野監督 誰を選ぶのか? 終盤に強い「ジョーカータイプ」は必要

4月25日柏−浦和の試合を視察した日本代表の西野朗監督
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 ヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表前監督の来日で、サッカー関係者やファンの視線はピッチ外へ注がれがちだ。ただ、W杯の開幕が近づいているのは間違いない。前監督の解任騒動に引きずられているうちに、時間はどんどんと過ぎていく。Jリーグも消化されていく。

 西野朗監督は、誰に注目しているのだろう。ロシアW杯のメンバーに、誰を選ぶのだろう。

 「日本化した日本のフットボールはある」と話しているように、西野監督は前監督と違うスタイルを追求すると考えられる。「グループでのパフォーマンスが日本の良さなので、グループとしてプレーできる感覚を持ってほしいと(選手たちに)伝えたい」とも話している。

 そのうえで考えれば、勝利へのシナリオをどのように描くのか、である。具体的にはどうやって点を取るのかだ。

 4年前のブラジルW杯はどうだったか。当時のアルベルト・ザッケローニ監督は、ほぼ固定化されたメンバーでW杯に臨んだ。4−2−3−1のシステムを基本とし、岡崎慎司、大迫勇也、柿谷曜一朗、大久保嘉人らが得点源となるべくピッチに立った。

 それぞれに違った特徴を持った選手たちだ。しかし、対戦相手の視点に立つとどうだっただろう? 守備の対応がガラリと変わることは、なかったのではないだろうか。

 ザッケローニは齋藤学というカードを用意していたが、このドリブラーに出場機会は巡ってこなかった。ギリシャ戦でパワープレーを仕掛けた際には、CBの吉田麻也を前線へ上げた。空中戦に強い豊田陽平を選んでいれば、との思いは募った。W杯直前のJ1リーグでも、彼は大久保と並ぶ得点ランク2位タイの8ゴールを記録していた。

 日本らしさを発揮するのは大前提だ。一方で、相手の目先を変えることは想定しておかなければならない。W杯で対戦する3か国との力関係は、自分たちの長所を発揮することが勝利につながるとは考えにくいからだ。

 ブラジルW杯で記録された171ゴールを15分刻みで分類すると、もっとも多いのは76分から90分だ。次に多いのは61分から75分である。ラスト30分でゴールを奪えるかどうかは勝点0を1へ、勝点1を3に変える要因と考えていい。

 だとすれば、FWの選考基準に「いつ、どこで得点しているのか」を加えていいはずである。単純にゴール数から判断するのではなく、得点をしている時間帯を見るべきで、それが先制点なのか決勝点なのかも、数値化しにくい「勝負強さ」を読み解くカギになる。対戦相手も大切だ。リーグ戦の下位チーム相手に得点を量産するだけでは、国際舞台を託すのに物足りない。

 果たして西野監督は、誰を選ぶのか。ひとつだけはっきりしているのは、ゲームの終盤に強い「ジョーカータイプ」が必要だということだ。(戸塚啓=スポーツライター)

[ 2018年4月26日 18:30 ]

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