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井手口 スペイン2部すぐに結果を求められるが

リーズ移籍会見で色紙に意気込みを書き込む井手口
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 井手口陽介のリーズ移籍が、正式に発表された。21歳の日本代表はイングランド2部のチャンピオンシップではなく、スペイン2部を舞台に研鑽を積んでいく。17−18シーズンの残り試合は、クルトゥラル・レオネサへレンタルで加入することになった。

 スペイン2部は22チームで構成され、全42試合の長丁場だ。2部昇格1年目を戦うクルトゥラル・レオネサは、21節終了時点で勝点23の18位となっている。もっとも、10位のレアル・バジャドリーの勝点が30で、プレーオフ出場権の6位グラナダの勝点は34である。シーズンはちょうど折り返し点を迎えたところであり、順位の変動も活発になっていくに違いない。

 クルトゥラル・レオネサのメンバーを見ると、30代の選手はふたりしかいない。年齢のボリュームゾーンは25歳から27歳あたりだ。21歳の井手口はチーム最年少で、96年生まれの“同級生”もふたりいる。

 外国人選手はオランダ人とポルトガル人がひとり、アルゼンチン人とカタール人がふたりずつ所属している。カタール人選手がいるのは、クラブのチェアマンがカタール人だからだろう。

 リーグ戦の上位を走っているチームではないだけに、井手口がピッチに立つチャンスは十分にあるはずだ。そもそも彼のポジションは、試合中の交代が多い。逃げ切りをはかりたい時間帯や中盤を活性化したい局面で、井手口のボール奪取力と運動量は有効なオプションに成り得る。まずは途中出場で監督の信頼を勝ち取り、スタメンへ昇格して定位置をつかむ、といったシナリオを描くのは難しくない。

 冬の移籍で加入しただけに、チームからは即戦力として期待されているところがあるだろう。井出口自身の気持ちも前のめりに違いないが、Jリーグはプレシーズンの時期だ。18年シーズンのJリーグが開幕する2月下旬を目途に、新しい環境に慣れていくという考えでもいい。

 スペイン2部は全42試合の長丁場で、レギュラーシーズンは6月3日まで組まれている。たとえば2月25日の28節から出場したとしても、最大で15試合に出場できる。

 ロシアW杯の代表メンバーに選ばれれば、レギュラーシーズン終了を待たずにチームを離れることになる。それでも、W杯への助走として十分な試合をこなすことができるはずだ。

 日本代表の世代交代を進めた彼には、ロシアW杯だけでなくW杯後の日本を支えていくひとりとしても期待が寄せられる。それだけに、新天地でもすぐに結果を求められていくが、シーズンまっただ中の移籍であり、スペイン2部はウインターブレイクもない。慌てずに一歩ずつ、前進をしていけばいいと思うのだ。(戸塚啓=スポーツライター)

[ 2018年1月11日 06:00 ]

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