星組・天飛華音 同期の活躍を刺激に挑む初主演

[ 2019年7月20日 07:00 ]

「心から美しい男役になりたい」と話す星組・天飛華音
Photo By スポニチ

 大きな瞳が印象的な入団4年目の天飛華音(あまと・かのん)が30日、兵庫・宝塚大劇場で行われる星組公演「GOD OF STARS―食聖―」の新人公演で初主演することになった(東京宝塚劇場は9月19日)。

 「実感があるような、ないような。自分が真ん中に立っている姿は想像できない」と興奮気味に話すが、今回はトップスター紅ゆずるのサヨナラ公演とあって「紅さんから器の大きさ、パワーを少しでも吸収できたら」と初体験の中にも意欲を見せた。

 実は先日、雪組「壬生義士伝」の新人公演で初主演した同期の彩海せらとは宝塚に入る前、鹿児島で同じミュージカルスクールに通っていた仲だ。「受験生時代からずっと一緒に頑張ってきたので、私の初主演が決まった時も『うれしすぎて泣きそう』って連絡が来たし。あみちゃん(彩海)が頑張る姿を見て〝私も頑張らないと〟って思う。これからも切磋琢磨(せっさたくま)し合いたい」と誓う。さらに、今回の新人公演でヒロインを務める舞空瞳は同期で、次期トップ娘役になることが決まっている。「トップ娘役さんになったら、もう組むことはないのでこれが最初で最後。本当にうれしい」と力を込めた。

 夢は大きく「心から美しく、格好いい男役さんになること」。同期の活躍を刺激に変え、天飛も飛躍を誓った。(土谷 美樹)

 ◇天飛 華音(あまと・かのん)2月9日生まれ、鹿児島市出身。市立吉野中を経て16年「こうもり」で初舞台。星組配属。年「ANOTHER WORLD」の新人公演で次期トップ礼真琴が演じた役に抜てきされ注目を集める。身長1メートル71。愛称「カノン」。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る