上岡龍太郎さん 延命治療求めず 長男の映画監督・小林聖太郎氏明かす「弱み見せず…勝ち逃げできた人生」

[ 2023年6月2日 12:42 ]

上岡龍太郎さん
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 元タレントの上岡龍太郎さん(かみおか・りゅうたろう、本名・小林龍太郎=こばやし・りゅうたろう)が5月19日、肺がん、間質性肺炎のため大阪府内の病院で亡くなっていたことが2日、引退後の窓口となっていた米朝事務所から発表された。享年81。京都市出身。知的で辛口な司会者として全国的な人気を博した後、芸能生活40周年を迎えた2000年に芸能界を引退し、その後は復帰することはなかった。

 上岡さんの長男で映画監督の小林聖太郎氏は「昨年秋頃、積極的治療の術がなく本人も延命を求めていない、と知らされた」という。「少しは覚悟しておりましたが、あれよあれよという急展開で母も私もまだ気持が追いついていない状態です」と胸の内を明かした。

 上岡さんは1959年、横山パンチの芸名でトリオ芸人「漫画トリオ」としてデビュー。68年に解散後はABCテレヒ゛「探偵!ナイトスクープ」や関西テレビ「ノックは無用!」などで司会者として活躍。歯に衣(きぬ)着せぬコメントで人気者となり、関西芸能界のご意見番として活躍した。2000年に引退。その後は大好きなゴルフなどを楽しんでいた。

 小林氏は、父・上岡さんについて「とにかく矛盾の塊のような人でした」と表現。「父と子なんてそんなものかもしれませんが、本心を窺(うかが)い知ることは死ぬまでついに叶わなかったような気もします」と吐露。「弱みを見せず格好つけて口先三寸…。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと思います」と、父の人柄と人生を振り返り、「縁を授けてくださった皆様方に深く感謝いたします」とした。

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