宝塚星組公演が宝塚大劇場で開幕　熱演で客席圧倒した礼真琴「いつかどこかで自分も」と願った役に感激

フランス革命に身を投じる青年ロナンを熱演する礼真琴（前列左）
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　宝塚歌劇団星組トップスター礼真琴（れい・まこと）主演の話題作「1789―バスティーユの恋人たち―」が2日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

　運命に翻弄（ほんろう）されながら身分違いの愛と理想を求め、フランス革命に身を投じた青年の姿を描くフレンチミュージカル。宝塚では2015年の月組以来、8年ぶりの再演で、青年・ロナン役を熱演した礼は「“いつかどこかで自分も挑戦したい”と思っていたので、実現できて本当にうれしい」と話し、豊かな歌唱力と熱のこもった演技で客席を圧倒した。

　ファンの大きな楽しみのひとつながら、コロナ禍で控えられていたスターたちの客席降りも復活。客席にも華やかさが舞い戻ってきた。

　同公演は開幕2日前になって「公演関係者に複数の体調不良者が判明し、公演準備に遅れが発生した」ため、開演時間を2時間半遅らせるなど、措置を取った。本番通りに行う公開稽古も、この日の午前中に行われたが、大きな混乱もなく無事に開幕した。公演は7月2日まで。