市川猿之助出演 劇場版「緊急取調室」が公開延期 東宝「総合的な判断」

[ 2023年6月2日 05:00 ]

市川猿之助
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 東京都目黒区の自宅で倒れた状態で見つかった歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が出演している映画「緊急取調室 THE FINAL」について、配給の東宝は1日、公開の延期を発表した。

 作品は天海祐希(55)が刑事役で主演する、テレビ朝日ドラマシリーズの劇場版。当初は16日の公開を予定していた。延期理由について「総合的な判断」と説明した上で「公開を心待ちにしていただいていた皆さま、またご出演いただいた皆さまや製作スタッフならびに関係者の皆さまに、深くおわび申しあげます」と謝罪した。発表を受け、YouTubeに投稿されていた映画の予告編は非公開になった。映画関係者は「公開が2週間先に迫る中、このタイミングでの決断になった」と話している。

 また、今月17日に予定していたスペシャルドラマも放送延期が決定。テレ朝は「現時点では事実関係を十分に把握することが難しく、総合的に判断して放送を延期することとしました」と報告した。

 映画は、超大型台風の連続発生で招集された災害対策会議に10分遅れた首相が襲撃される事件が発生。首相自らも取り調べの対象となるストーリー展開で、猿之助が首相を演じている。

 今回の事態を受け、テレ朝や東宝は対応について議論を重ねていた。今後、代役を立てて撮り直したり、作品がお蔵入りする可能性もあるが、現時点で対応は決まっていない。映画関係者は「猿之助さんの捜査状況が明らかになるまでは、この先の方針について結論を出すことはできない。ひとまずの判断で延期ということになりました」と明かした。

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